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昨年12月、皆様のご支援を頂戴し公明党は与党に復活できました。昨年6月の造血幹細胞移植推進法成立時は野党でした。法案作成にあたり、公明党はまず、同じ野党の自民に働きかけ、造血幹細胞移植推進法の骨子をまとめ法律案にしていきました。今度は各党に「こういう法律をつくりたいのでご協力を」と働きかけをしていきました。会期末も迫り、6月に入りました。そこで一つ目の決断をします。「法案を提出しよう」。6月12日、公明党の呼びかけに賛同してくださった自民党・共産党・新党改革で参議院に提出。こ...の法律をつくろうと動きだしたのが昨年の6月ですので、視察や関係者との意見交換会など経て、1年の歳月がかかりました。
提出後、やるべきことは参議院の委員会で審議可決、参議院本会議で可決、衆議院委員会で審議可決、衆議院本会議で可決という順序があります。でも会期末は迫っています。まず委員会の日程がとれるのかどうか、その上もし反対する会派がでると審議できないことも予想されました。そんなときに国会会期が当初2012年6月21日までの150日間が、社会保障の一体改革関連法案の関係で、9月8日まで79日間延長されることが決まりました。ここからが公明党の本領発揮というところでしょうか。二つ目の決断をします。「すべての会派にもう一度お願いをして、反対の会派を出さずに、この国会で何としても成立させよう」。喧嘩するのはとても簡単ですが、そうはしませんでした。この頃、山本かなえが自分の机で「チャンスはまだある」ひとりポツリとつぶやいていたものです。
厚生労働関係の議員に総当たりの日々は続きます。いつも鞄に資料をいれて関係議員がいたら廊下でもお願いしました。先輩議員も動いてくださいました。特に公明党国対関係議員が強力に押してくださいました。
また何よりお医者様方も、ボランティアグループのさい帯血の有田理事長、骨髄の橋本理事長もご協力くださり、とにかく「一人でも多くの命を救いたい」、そのためには全会派の賛同を得て、この法案を通そう!と行動してくださいました。そしてようやく9月6日、全会派一致で可決・成立できました。ありがとうございました。※写真は法案成立時、有田美智代理事長、橋本明子理事長と渡辺孝男公明党厚生労働部会長と法案成立を喜びあっている場面です。下記公明新聞もご覧ください。
法律が成立してもまだまだ課題はあります。前へ前へ着実に行動していかなければなりません。なんとしても「山本かなえ」を国会へ戻してください。比例区は「山本かなえ」と書いてください。お力をください。
2012年6月19日付 公明新聞
女性議員の国政リポート/造血幹細胞移植法案/さい帯血、骨髄などの移植推進/党女性局長・参院議員/山本かなえ
白血病等血液難病の患者の重要な治療手段である造血幹細胞移植には、骨髄移植、末梢血幹細胞移植、さい帯血移植の3種類があります。わが国では年間約3000件の移植が行われていますが、潜在的な需要は年間約5000件。移植を希望しても移植を受けられないままお亡くなりになる患者の方がおられます。また、造血幹細胞のあっせんや管理をしている骨髄バンクとさい帯血バンクには法的根拠がなく、国の財政支援も弱いため、関係学会・ボランティア団体などから、法整備を通じて造血幹細胞移植の推進体制を抜本的に強化することが求められていました。
これまで公明党は、造血幹細胞移植の一つであるさい帯血移植の保険適用や、さい帯血バンク設立等を強力に推進してきました。この流れを受け継ぎ、昨年5月31日、党内に法整備を検討するプロジェクトチームを立ち上げ、関係学会・ボランティア団体などからヒアリングを行い、さい帯血移植のみならず造血幹細胞移植全体を包含する法整備の検討に着手し、今年1月末に公明党案をとりまとめました。その後、公明党案をたたき台として自民党と協議し、自公案をとりまとめ、他党の賛同も得て、今月12日、野党4党で「移植に用いる造血幹細胞の提供の推進に関する法律案」を参議院へ提出しました。
本法案では、患者に移植の機会を十分確保するとともに、より良い移植が受けられるよう、基本理念に造血幹細胞の適切な提供の推進を掲げ、骨髄・さい帯血バンクを国の許可制とし、安定的な事業運営のため国が必要な財政措置を取ることなどを明記しています。
命を守る公明党は、党を挙げて一日も早い法案成立をめざしてまいります。
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