t10月15日(火) vol ・ 261 「都市ブランドについて」
今日は、「新たな都市活力創出
調査特別委員会」開催の日。
私も質問に立つ。私の質問のテーマは、
「都市ブランドについて」――
*
ある調査で、堺市は政令指定都市
(19市)の内、認知度は18位、
魅力は17位。この厳しい現状を、
どう打開したらいいのか――
この委員会で言及。
*
委員会では、
堺は古代・中世・近代と
長期にわたって歴史上に、
光りを放った都市であり、
歴史文化の資源は他市が
羨むほどに、あまたあると前置きし、......
古代......仁徳天皇陵
中世......南蛮貿易・自由自治・茶の湯
近代......与謝野晶子 等々
このように堺の歴史文化は「多面体」であり、
全体で捉えるとぼやけて薄まり、
ひとつだけとなると偏ってしまう。
そこに「堺のジレンマ」があると訴える。
*
そこで、私は、いろいろな時代の
いろいろな堺の魅力を
つなげて「ものがたり」にして
発信してはと、提案。
単発の言葉は弱いが
、「ものがたり」は残る。
たとえば、与謝野晶子の
歌集「みだれ髪」の表紙は
「アールヌーボー」の絵であり、
「アールヌーボー」の旗手である
アルフォンス・ミュシャの
コレクションは堺にある。
――新しい芸術の波を起こした
アールヌーボーつながりで
堺を発信してはどうかと提案。......
*
堺の都市ブランドは、
まさに「はじまりの堺」であり、
その進取性・革新性こそ
堺の都市ブランドだ。
古代の古墳時代の革新性。――
中世の南蛮貿易による革新性。――
近代の与謝野晶子の革新性。――
いつの世も「はじまりの堺」で
あったことのアピール。
これらを、効果的にセンスよく発信し、
堺をよりわかりやすくし、
堺に来ていただく。
このように、たくさんの人に
来ていただけるような
新しい堺の都市ブランド戦略を
打ち出すべきだと訴える。
*
何もしないでいたなら、堺の魅力度は
政令指定都市中最下位になってしまう。
歴史文化のまち「堺」が許さない。
まずは。新しい戦略を議論することから
"はじめたい"。......
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