t78円の命
先日の府議会環境農林常任委員会の質問で動物愛護行政の問題を取り上げました。最近では、犬猫の殺処分頭数は全国で約17万頭と言われております。年々、減ってはいるものの、殺処分ゼロを達成できる見通しは立っていません。殺処分の約8割が猫で、猫の中でも、ほとんどが野良猫が産んだ子猫だそうです。 先日、小学校6年生の少女が書いた、ある作文に出会いました。昨年10月、豊橋市内の小中学生が参加した「話し方大会」で朗読され、最優秀賞に選ばれた作文です。飼い主に捨てられたペットが殺処分されていく現実への複雑な胸の内や命の大切さをつづったものです。作文では、インターネットで調べると、1匹の殺処分につき78円の費用がかかるとあり、動物の価値が78円でしかないように思えて胸が張り裂けそうになった、とありました。 地元の新聞で紹介されて以来、各地で静かな反響が広がっています。この作文をそのまま先日の環境農水常任委員会の中で紹介しました。大阪府でも殺処分ゼロを目指しての取組みが始まっていますが、一日でも早く達成できるよう取り組んでいきたいと思います。 |
Date: 2013/10/17 |
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