t豊中市視察!
2014年 1月 29日
豊中市視察!
月28日公明党大阪府本部のまちづくり政策委員として、豊中市の住宅密集地の防災施策の取り組みについて庄内地域を視察させていただきました。
木造密集地域を市が防災公園に
昭和30年ごろからほとんど田んぼばかりだった庄内地域が、急速に住宅地として開発が進み木造集合住宅、俗にいう「文化住宅」がたくさん建築されたそうです。
この庄内地域に限定をして、豊中市として昭和56年以前に建築された古い木造住宅に対して、建て替えるのであれば解体工事に対して補助金を出す制度を始めたそうです。
これは木造の密集地の抱える問題、防火に対しての取り組みだそうです。いざ大地震などの災害に見舞われたとき、大規模な火災を防ぐため、耐火基準のハードルを高く設定しているそうです。
古い街並みを道路を拡幅して整備しているところ
さらに、火災の場合に消防車が入れないような地域にたいして、道路を拡幅して整備することにも取り組んでおられました。
この取組に対しては、土地の買い上げなどが伴う、費用的にも大変なのですが、特にこの庄内地域においては、さらに土地の地権者・建物の所有者・住人の方の3者が別々で、さらに庄内以外に地権者・建物の所有者がお住まいことが多いと伺いました。
また阪神淡路大震災においても大阪府で唯一、激震地であった豊中市の一番被害が大きかったのもこの庄内地域だったそうで、仮設住宅としてURが建てた11階建ての集合住宅を20年契約で一括借りあげたそうですが、その期限が2年後に迫っているという問題もあります。
その解決策として計画されている市営住宅の建設予定地も見させていただきました。
豊中市がURから20年契約で一括借り上げした集合住宅
まちづくりの困難さが地域によって異なることはよくわかりますが、枚方市においても枚方市駅前再々整備計画など多くの課題を抱えています。
50年先100年先の枚方市を見据えて、しっかり取り組んでいきたいと思います。
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