t国立文楽劇場開場30周年記念のつどい【トピックス】
2014年 4月 4日
昭和59年3月に開場して以来、本年で30周年を迎える「国立文楽劇場」の「30周年記念のつどい」が、3月27日(木)にご当地にて開催されました。
伝統芸能の各分野にわたる公演や調査研究、文楽の後継者養成等に尽力してきた「独立行政法人日本芸術文化振興会」が主催し、午後2時から開催された式典では、茂木理事長からの経過と報告のあいさつのあと、文化庁長官の祝辞等来賓あいさつが続き、豪華な新緞帳3張りが披露されました。
その後、「映像で振り返る国立文楽劇場の三十年」が上映され、祝賀公演として、文楽「寿式三番曳」が披露されました。
国立の劇場は日本に5つしかなく、東京に3つと大阪・沖縄に1つづつとのこと。
その大阪に、市が土地を提供するとの、時の大島大阪市長の英断によりこの地に国立文楽劇場が建立されたとの話に、今となっては、大阪市がけっしてこの伝統芸能を十分に支援している環境にはありませんが、健気に技芸員のみなさんがファンとの地道な交流を続けてきたことに敬意を表する次第です。
小生も、初めて文楽を鑑賞させて頂き、その内容の重厚さと、伝統芸能の重みに、大阪発祥のこの文化を守っていかなけらばならないと強く感じた次第です。
4月4日
西 のりひと
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