t【まいど!かなえ 2014年7月29日(火)】

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2014年7月30日水曜日



今日は朝から様々なレクチャーを受けた後、造血幹細胞移植推進PTの視察のため名古屋へ。

造血幹細胞移植推進法が施行となって約7ヵ月が経ちました。

この法律によって、骨髄移植、末梢血幹細胞移植、さい帯血移植の三つの移植術を、患者さんの状況にあわせて、良いタイミングで行う拠点病院が整備され、そのうちの一つが名古屋第一赤十字病院です。

拠点病院では、三つの移植術を一体的に行い、他の専門機関からの患者を受け入れたりする他、造血幹細胞医療人材育成、早期採取の取組等責務を負っています。

名古屋第一赤十字病院では、宮村耕一先生、加藤剛二先生、高坂看護師長から拠点病院としての取組の現状を伺うとともに、移植後の二次ガンを含む晩期合併症について、瀬戸先生からお話を伺いました。

移植後の生存率が高まるにつれ、移植後のフォローが大事になってきます。平成24年の診療報酬改訂では移植後のフォローが点数化されており、看護師をはじめ医療関係者の研修も進められています。

しかし、患者さんは自分の移植についてまだまだ十分な情報を持っていません。また、他の医療機関受診時に情報共有出来るようになっていません。

そのため、名古屋第一赤十字病院では、造血幹細胞移植健康手帳を2011年2月から発行。移植後に気を付けることや定期健診、チェック項目を記載し、移植した患者さんに配っています。

移植後の患者さんの生活の質の向上という観点からは極めて大事な取組ですが、現時点では医療機関ごとに様式が異なり、統一されていません。

患者さんのためには、いち早く様式を統一し、移植した患者さんに着実に手渡せる仕組みを作らねばならないと痛感しました。

今後、関係者の皆様や患者さんたちのご協力も得ながら、厚生労働省とも連携し、この取組を進めていきたいと思います!

有田 さい帯血国際患者支援の会理事長はじめ、魚住参院会長、荒木参院政審会長、古屋厚労部会長、木藤県会議員、長谷川、中村、両名古屋市議、本当にありがとうございました。

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