t今悩んでいる事について

2016年 1月 25日



今非常に頭を悩ませている案件があります。

公民館の廃止条例という案件です。

守口市には10館1分室の公民館がありますが、それらを地区コミュニティセンターにする事を市は進めようとしています。

実はこの地区コミュニティセンターへの移行は我々としてかなり以前より要望をしていた事でした。ですのでこの案件は我が会派としても当然進めていきたいのですが、ここで一つ問題が起こっているのです。

これまで公民館を支えていただいた各地域の公民館運営委員会がありますが、この公民館の廃止条例に伴い運営委員会も廃止になります。そこで市は新たな地域コミュニティ協議会を各地区で立ち上げようと推進しているのです。

市が目指している地区コミュニティ協議会とはどういうものか、これまでの運営委員会と何が違うのか?

公民館運営委員会と地域コミュニティ協議会の大きな違いは、社会教育事業という枠組みを外し、地域の子育てや高齢者などあらゆる団体が地域のコミュニティに携わり、広くコミュニティを形成していただくというものです。

大きな問題点は4月から一斉に地域コミュニティ協議会にする中で、協議会へと準備が進んでいる地域とそうでない地域の格差が出てきているのです。

昨年より、議会でも地域コミュニティ拠点施設整備等特別委員会が設置され、議論されてきました。

そこで私も一番気になる地域の温度差を指摘してきました。それは私も地域の運営委員会の方達とお話を聞かせていただく中で、協議会への準備や周知に時間が要する事もあり、あまりにも市が進める時期が拙速すぎるという意見も多かったためでした。

そこで私自身、その格差を埋めるために市としてどのように努力するのかを委員会でも質問をさせていただきました。それに対し市からは、各地域に入り、諸団体にも丁寧に説明し、協議会の準備を進めやすくするとの事でした。

その後も、特別委員会でその進捗状況を確認しましたが、依然進んでいないという旨の答弁が続きました。

そのような中で昨年の12月議会にこの公民館廃止条例を市は提出して来ました。

我々会派としてもこの案件は前述の通り基本的に賛成なのですが、一番の問題である各地域の団体に対する市の取り組みを聞かせていただくと、やはり進んでいないという答弁でした。またそのような事態を踏まえ、市からはこれからはアンケートを行うなどして各種団体にも協議会への参加を呼びかけていく努力をするという事も答弁されました。

我が会派としてはこれでは直ぐに賛成できないと、そのまま継続して審議する事を希望しました。そこにはこの1月、2月に市がどのように努力をしてゆくのか、しっかりと確認をしたいという思いもありました。審議は継続となり、特別委員会も1月と2月に行われる事が決まりました。

そして迎えた1月の特別委員会でも、私どもが懸念していた各種団体へのアプローチを確認すると、市からはアンケートも未だ実施されず、どこまで進捗しているのか曖昧な回答だったのです。

準備を進めている地域は4月からスタートしても問題も無いのですが、進んでいない地域ではこのままスタートすると混乱するのでは無いか、また市が求めるも協議会とはほど遠いものになるのではないか、懸念されます。

2月4日に2回目の特別委員会が開かれますが、この議論で条例廃止案に対して結論を出さなくてはならない状況です。

この件で一番ご苦労されているのは、運営委員会並びに役員の方々です。その方々の意をしっかりと受け止め議論し、また結論を出してゆきたいと思っています。

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ