t視察予習(2)

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2016年1月25日



宇城市と熊本市を視察予定

宇城市>①地方公会計整備の取り組みについて
熊本市>②熊本医療都市2012グランドデザインについて ③小中一貫教育について

視察前に本市の現状把握を...
「熊本医療都市2012グランドデザインについて」を視察させて頂くに際して、本市の取り組み「高槻市における保健医療の取り組みについて」、(1)救急医療体制、(2)災害医療について、(3)健康づくりの推進に係る取り組みについて学ばせて頂きました。

(1)救急医療体制・三島二次医療圏小児救急医療広域運営事業
これは2013年(平成25年)からスタートした事業で、高槻市・茨木市・摂津市・島本町の三市一町、小児救急5病院+大阪医大病院、大阪府三島救急医療センターによる協力体制で、小児救急医療に関する協定が結ばれています。軽症だと考え受診すると、実は重症だったケースもあり、協定では必ず受け入れることになっているので安心です。
かかりつけ医を持たない軽症の小児救急患者⇒高槻島本夜間休日応急診療所(■小児科専門医師による診療、■小児専門看護師によるトリアージ(重症度・緊急度の判別)、■年間を通じた夜間休日の受け入れ体制、■充実した検査体制、■経過観察用ベッド、■診察時間:平日21時~翌7時、土曜日15時~翌7時、日祝10時~翌7時)

高槻島本夜間休日応急診療所⇒入院が必要な患者【転送】 輪番制で当番病院に患者を搬送⇒二次救急医療機関(小児二次救急医療機関[5病院]及び大阪医科大学付属病院⇒患者の症状に応じて【転送】⇒三次救急医療機関(大阪府三島救命救急センター)⇒「安全で安心して子育てができる医療環境」

高槻島本夜間休日応急診療所⇒重症患者【転送】 併設三次救急医療機関(大阪府三島救命救急センター)⇒急性期を過ぎた患者【転送】⇒二次救急医療機関

運営事業は、三市一町(三島圏)の広域体制で運用され、指定管理料は応分の負担(患者数・人口規模)で賄われているとのことでした。上記の紹介は少しわかりにくいと思いますが、小児救急医療について、広域的な連携・連動は大変重要なことであり、専門医や専門の看護師による体制、適切な転送・搬送は、いわゆる「たらい回し」をさせない体制となっていること、そして必ず受け入れる体制は医療に関する責任や思いの現れだと感じました。過去には、私や私の家族も、高槻島本夜間休日応急診療所には本当に助けられ、当診療所や医科大学等、本市の医療環境は本当に素晴らしいと感じています。

(2)次に、災害時の医療救護に関する協定(概要)について
目的として、高槻市地域防災計画に基づき、医療救護を実施する際に必要となる事項について協定を締結。
内容は、「医師会」の役割、医療救護マニュアルの整備・更新・検証、救護対策本部の設置、医療救護活動の総合調整、連絡・報告、救護所等への医療救護班の派遣や、「高槻市(医療対策本部)」の役割、救護所の開設・運営、災害対策本部と救護対策本部の連絡調整、従事者への費用弁償と災害補償など責任範囲が明確になっています。
以上の通り、平成25年7月に医師会と高槻市は災害時協定を締結。また、災害医療救護訓練も、9年で10回の訓練を実施。地域ごとの割り当てを組み、スキルアップの場としてもトリアージの訓練や消防との連動等、着実な対応をされていることを知り感動しました。

(3)健康づくりの推進に係る取り組み

①市バスdeスマートウォーク=市バス・ひと駅歩いて健康生活、スマホアプリで歩数・血圧・体重を自己管理(国費)
②がん検診=22年度、500円ワンコインから、27年9月から無料、受診率向上
③ピロリ菌検診=26年度から、中学2年生、検査と除菌治療を全額公費負担、成人は検査500円
④産官連携=特定保健指導におけるフィットネスクラブとの連携
⑤適塩プロジェクト=子どもも大人もおいしく食べられる健康レシピ


以上のことから、高槻市の医療環境は素晴らしく整っていることは理解していますが、熊本医療都市グランドデザインについて視察をさせて頂く中で、客観的な新たな視点で学ばせて頂ければと感じています。

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