t教育・子育て支援関連で文部科学省などに聞き取り調査
2016年8月28日
会派の有志議員で文部科学省、杉並区役所、神奈川県庁に子育て支援関連で伺いました。
1日目は午後から樋口尚也文部科学政務官も交え、①高校生の校内での居場所づくり②学校のトイレ改修③学力向上に向けた地域との連携④高校生の就学支援⑤フリースクールへの支援、について説明を受けました(写真)。
特に③について、教員志望の大学生による個別指導や、ICT機器を活用し、遠隔授業をしている事例などをお聞きしました。私も時々地元の中学校に出向き、生徒の学習支援をしているため、参考にさせてもらいます。
2日目はまず杉並区役所にお邪魔しました。妊娠から出産、子育てを切れ目なく支援する「妊娠・出産包括支援事業」は現在、全国的に取り組みが広がっています。
杉並区は妊娠を届け出た時点で「ゆりかご面接」と呼ぶ妊婦と保健師・助産師による個別面談を実施しています。母子保健手帳のほか、区が子育て応援の趣旨で独自で実施している「ゆりかご券」などを渡しています。個別面談で妊娠・出産、その後の育児に課題がありそうな人を早期に見つけ、ヘルパー派遣などその後の支援につなげています。
29年度からは住民基本台帳システムと連動した母子保健の管理システムを運用する予定で、各種健診の受診回数や相談対応などの状況がすぐにわかるようにするそうです。
午後は神奈川県庁へ伺いました。こちらでは子どもの虐待防止に向けた取り組みをお聞きしました。
子どもの虐待については早期発見、対応よりいかに虐待が起きない地域・社会づくりをするか注目が集まっています。昨年11月、厚生労働省が主催し、横浜市で「子どもの虐待防止推進全国フォーラム」が開かれました。
その中で、高校生に対し親になったときに虐待をしないでほしい、とのメッセージを込めた寸劇を披露した伊勢原市の取り組みに触れられていました。生徒たちに好評だっただけでなく、子どもの虐待に対応する市役所や児童相談所、学校、警察などの関係者が寸劇を演じたことで普段の連携もより密接になった、との効果もあったそうです。
3か所でお聞きしたことをもとに、これからの大阪での取り組みに役立てていきます。
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