t豊中市の平和行政について

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2016年 10月 26日



問)

非核平和都市宣言普及啓発事業の内容について

答弁)

非核平和都市宣言の周知を図るため、毎年横断幕の掲出や図書館レシートへ啓発文を掲載しています。また、昨年度は昭和20年6月から7月にかけて6回あった豊中空襲をテーマに、6月に豊中駅と庄内駅周辺フィールドワーク「歩いて学ぶ豊中空襲」を実施し、戦跡や平和にまつわる建造物の散策や地域の方の戦争の体験談をお聞きし、平和の大切さを実感していただきました。また、8月の平和月間では、庁内組織である平和関連事業実務担当者会議の関係各課と連携・情報共有し、市役所第二庁舎ロビーをはじめ、市内公共施設にてパネル展示、ビデオ上映や講演会等の啓発事業を実施しました。

問)

平成27年8月平和月間で強化した内容は。

答弁)

昨年度は、戦後70年の節目の年として、豊中市域で起こった豊中空襲を平和啓発のテーマとして取り上げました。改めて平和の大切さや戦争の悲惨さを身近な問題としてとらえてもらう機会として、当時の市民の生活を感じられる品々、空襲のすさまじさを写した写真や墜落した戦闘機の部品等を展示した豊中空襲展などの取り組み行いました。また、昨年度の事業実施しました豊中空襲、豊中市平和関連事業をとりまとめるとともに市内平和に関するモニュメントや国内で地上戦を経験した本市の兄弟都市沖縄市との歴史等を掲載した平和冊子「へいわ」を発行しました。

問)

平和冊子「へいわ」の反響は。

答弁)

豊中空襲展につきましては、空襲のことを「もっと多くの人に伝えてもらいたい」、「若い人にも知ってもらいたい」というご意見も頂いたことから、平和の冊子を作成し、より多くの人に見てもらい、次世代にも継承していくことができるよう、市ホームページの掲載のほか市内の図書館等の公共施設や小中学校に配布いたしました。その結果、「分かりやすかった」「初めて知った」などのご意見を頂き、小中学校の教材や地域の平和の学習会の資料として使いたいなどの反響をいただいております。

意見要望)

平和とは、個人の内面、精神の世界に平和が確立されることが根本であると思います。人が宝の豊中は、心に平和を抱き活躍する人材をたくさん輩出しています。個人的には、教育文化都市の前に、平和をつけて、「平和教育文化都市とよなか」と呼んでもいいくらいだと思います。

ともあれ、平和に貢献する人が育つ土壌を作っていくことが、非核平和宣言都市豊中にとって大事だと思いますので、そのための平和事業にしっかり取り組んでいただきたいと要望します。

平成28年10月 総務決算委員会 質疑より

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