t犬と猫の動物愛護について

[画像]メインイメージ

2016年 12月 22日



1問目質問)

犬と猫の動物愛護についてお尋ねします。

本市は、豊中市保健所において、駐車場を貸出し、犬猫の譲渡会を愛護団体のメンバーと行い、また、TNR活動を行う市民を支援するため、猫の避妊去勢手術助成金を25万円から100万円に増やすなど、現実的で、確実な動物愛護の事業を推進しています。そこでお尋ねします。はじめに、100万円に増やした後の猫の避妊去勢手術助成金の申し込み状況をお聞かせください。また、本市においてTNR活動をさらに推進するため、猫の避妊去勢手術助成は、もう少し拡大することが望ましいと思いますが、お考えをお聞かせください。

答弁)

猫避妊去勢手術助成金につきましては、平成2 5年度から予算額を百万円に増額し、いわゆる「のら猫」に対して避妊去勢手術を受けさせた市民に対し、1頭に付き5千円の助成金を2百頭分先着順に交付しているものでございます。 その平成2 5年度から今年度まで、締切日前に2百頭分の申し込みをいただいている状況でございますが、今年度につきましては例年に比べますと申し込みのペースが緩やかでございました。 その理由として、捕獲しやすい「のら猫」から手術を実施されていることや、安価で手術を行う市外の助成対象とならない動物病院への持ち込みの増加などが考えられます。

市民に対する助成額の増額が直ちに手術件数増加につながるかどうか、市民の助成に関する要望や活動状況を注視しながら、制度内容も含めて検討する必要がございます。 今後も猫の避妊去勢手術助成事業を通じまして、「のら猫」を捕獲し、避妊去勢手術を施し、元いた場所に帰すという、いわゆる「TNR活動」を推進して参りますので、よろしくお願いします。

2問目質問)

犬については、譲渡会の様子を見ても、飼いたい人へのマッチングをていねいにやれば、殺処分が大幅に減ると思います。特に、高齢の方へは、マッチングした後、飼い主が犬を飼えなくなった場合、引き取りを行い、もう一度新たな飼い主を探すなどの細やかな譲渡のしくみをつくることが理想です。ただ、本市がこのような取り組みを直接行うのは難しいと思います。そこでお尋ねします。犬を飼い始めるときに、飼えなくなった時のことも含め、飼い主の心構えや犬のしつけが大切なことを啓発していくことはできないでしょうか。また、子どもの教育現場やペットショップなどでも啓発活動を広げていただきたいと思いますが、お考えをお聞かせください。

答弁)

本市では、毎年開催しております「ビギナーのための犬の飼い方教室」や「犬猫の譲渡会での講習会」で、「犬を飼い始めて間もない市民、犬を飼いたいと考えている市民」を対象にしつけの九切さや、飼えなくなった時の備えを含めた飼い主の責務を啓発しております。また、飼い主の責務について「広報とよなか」やホームページでの記事掲載をけじめ、リーフレットを作成し、ふれあい緑地フェスティバルなどのイベントでの活用や自治会、獣医師会を通じて地域に配布するなど啓発に努めています。

今後も、部局間で連携し、大阪府とも連携しながら、様々な啓発活動の場を検討して参りたいと考えておりますので、よろしくお願いします。

意見要望)

犬と猫の動物愛護については、国、府、市とそれぞれの立場で殺処分ゼロに向けての取り組みをしていくことが大切です。国は、ペットショップやブリーダーの規制をきちんとしていただきたい。大阪府は、ペット事業者の管理や愛護センターを通しての殺処分対策を実行していただきたい。そして、豊中市は、猫のTNR活動と犬の飼い主責任の啓発にしっかり取り組んでいただきたい。さらに、子どもの教育現場やペットショップなどでの啓発活動も実施していただきたいと強く要望します。

平成28年12月定例会 本会議 質疑より

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ