t「ポスト ツゥルース」 今がチャンス! (茂木健一郎さん)
2017年1月11日
昨日は、池田青年会議所の新年賀会にお招きを受け不死王閣に行ってきました。頂戴した案内状に、池田JCとしての今年のスローガンが示されていてました。「共に進もう 我々がまちの希望となるために」というものです。「我々が」という主語が、はっきりと謳われているのがたいへん印象的でした。アトラクションでは、先日の成人式にも出演した池田市のアイドルグループ「キーパーガールズ」が元気いっぱい踊って歌ってくれました。
祝宴に先立って行われた式典では、私も来賓挨拶を仰せつかりました。挨拶の順番は、市長の次が議長、そして国会議員、商工会議所の頭取、団体関係者の順でしたが、いくら市長と議長がセットとはいえ、挨拶の順番ひとつをとっても、市議会議長という役割の重さをいつも感じてしまいます。
昨日は国際的な団体である青年会議所の式典でしたので、「ポスト ツルース(POST TRUTH)」について少しふれさせて頂きました。日本では昨年一年間を象徴する漢字が「金」になりましたが、世界的には最も利用されている英語辞典を発売しているイギリスのオックスフォード社がこれからの世界の動向を示す意味から「ポスト ツルース(POST TRUTH)」と言う言葉を使いました。
「真実の次は・・・」「何が真実なのか・・・」というイメージだと思いますが、昨年ほど大手のメディアの報道に裏切られた年はないという皮肉が込められています。英国のEUからの離脱やアメリカ大統領選など、どの国にあっても社会的に高い地位と名声に守られた大手マスコミの報道にうんざりした、ということからこの言葉が選ばれたそうです。
このような中にあって、日本の政治は比較的安定しています。しかし中小零細企業へのトリクルダウンは始まったばかりで、日本全体にメリットが行きわたるのはまだまだこれからといった現状です。それゆえ今最も大切になるのが希望の二文字です。脳科学者の茂木健一郎さんは、、「ポスト ツゥルース(POST TRUTH)」をチャンス到来ととらえるべきだと発信しています。
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