t図書館について

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2017年08月08日



議員になって6年余り、私は「図書環境の充実」は子ども達の学力の向上や心の安定、豊かな感性の育みに大きな役割を果たすものとして様々な角度から提案・要望を繰り返してまいりました。

先の6月議会でも、公明党から市の図書活動の中心となる市立図書館の建設について質問し、市は生涯学習情報センターのリニューアルという方向で検討を進めていることを示し、いよいよ守口にも待望の図書館がH30年度中にオープンすることが決まりました。

これからはその中身、在り方について、市民の皆様に本当に喜ばれ、利用され、生活の向上にも役立つものとなるようしっかり検討しなければなりません。

そんな中、先月には日本一の図書館として名高い浦安市立図書館、今月2日には補助金に頼らない公民連携による魅力的なまちづくりを実現された岩手県紫波町で大切な役割を果たす図書館を視察させていただきました。

浦安市立図書館は市直営の図書館で、中央図書館と6中学校区に1つの分館から成り立っています。

人口14.4万人、面積12.71㎢の守口市に対し、浦安市は16.7万人、16.98㎢と大差はありませんが、

浦安市立図書館の蔵書数は100万冊で年間貸出数は200万冊。

全国の図書館の市民一人当たりの平均貸出数4~5冊に対し、浦安は12冊。

それを支える図書館司書は正規職員33人、専門非常勤職員20人の計53人、さらに司書資格不問の一般非常勤職員98人。

子育て支援、レファレンスサービスが盛んで、その日もたくさんの司書さんが相談や蔵書整理

などてきぱきとこなされていました。

そして年間の図書購入費はなんと1億円。

何もかも規格外でノックアウト状態でしたが、何よりも、「図書館は福祉」「対象はすべての市民」と言い切られた前市長のお言葉が胸を直撃しました。

このシンプルで当たり前のことを実行するために本気で取り組まれているんだ。

この文化的なまちを好んで転入してこられる市民も少なからずおられるとのこと。

心から納得しました。

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