t小学校給食費の改定について
2018年6月9日
本日も、昨日開催された厚生文教常任委員協議会の質疑からご報告致します。
今日の写真は、泉南中学校の完成図です。ブログの中身とは関係ありません。
その他案件の教育委員会の報告の中で、小学校給食の改定についてがありました。
現在の泉南市の小学校給食費の単価は、近隣市町と比較しても、安価であることは以前に一般質問をし、明らかに致しました。
学校給食の充実を考えると、予算を伴うことは致し方ありません。
今回の改定について、教委の説明では、食材(主食である米飯やパン類、副食の主要な野菜、醤油や塩等の調味料)などの価格高騰に年間授業日数の増加に伴う給食提供回数の増加を原因としています。
改定案としては、低学年(1・2年生)が現行月額3,500円から+500円の4,000円に。中学年(3・4年生)が現行月額3,600円に+500円の4,100円に。高学年(5・6年生)が、現行月額3,700円が+500円の4,200円になるというものです。
今後のスケジュールについては、給食会臨時総会が開催され、7月に保護者へお知らせし、引き落とし変更手続きをし、9月から改定するというものです。
今回の改定により、現状一食当たりの単価が210円から235円となり、一食当たりの栄養素としては、エネルギー612Kcalから655Kcalへ38Kcalの増加。タンパク質22.4gから24.3gの1.9g増加が見込めるとのことです。
因みに目指す効果としては、⑴給食が楽しみになる、児童の嗜好に合った給食の提供。⑵バランスが取れた献立の充実。⑶「ふるさとを愛する心を醸成する」給食の提供とあります。
この日の各委員は、やはり、この給食費改定について質疑される議員が多かったですね。
しかし、会計そのものが私費会計となっているのが、現在の給食費であることから、議会の議決事項ではないということをお知りおきください。
私は、実は、以前よりこの給食費を公会計にすべきと主張してきました。
そして、引き落としの同意を得て、収納率100%にし不足額を税の投入で行うべきと、前回も訴えました。この日も同じ意見が委員からだされていました。
仮に、今回の改定分を公費で賄うとすれば、私費会計のままでは勿論、税の投入はむりですが、公会計へと移行した場合の概算で、3500人×500円×12か月で2100万円が必要となります。
これが高いのか安いのか。但し、今は、教育費の無償化が叫ばれています。
実際に、給食費や修学旅行費を無償化にしてきている自治体も全国で増えつつあります。
また、子どもの貧困を考えた時に、学校給食の無償化はすべきとの見解もあります。
給食費の改定だけではなく、給食センターの老朽化の問題や、中学給食は実施しているのですが、小学校給食は出来ていないアレルギー対策などやらねばならない課題があります。
本件については、今定例会での私の一般質問で通告しています。しっかり本会議場で議論してまいりたいと思います。(#^^#)
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