t「大阪市会民生保健委員会」にて質疑
2020年12月4日
12月2日(水)午後1時より、第1委員会室にて開催されました、「大阪市会民生保健委員会」に、党大阪市会議員団の永田典子議員(平野区選出)、小山光明議員(大正区選出)とともに出席させて頂きました。
私の方からは、付託案件となっております、議案第194号「指定管理者の指定について(大阪市舞洲障害者スポーツセンター及び長居障害者スポーツセンター)」に関連して質疑をさせて頂きましたので、以下、次の通り概略ご報告いたします。
【長居障がい者スポーツセンターについて】
Q1(指定管理者が負担する改修等の経費の増大する可能性について)
議案第194号に関連して長居障がい者スポーツセンターについてお聞きする。
今般、指定管理者を指定する議案であるが、長居障がい者スポーツセンターは開設から46年が経過し、老朽化が進む中、今後ますます改修・補修にかかる経費負担が増大していくと思われる。
先日、長居障がい者スポーツセンターに行かせていただいたが、プールや体育館において雨漏りなどによる補修が必要であった、とのお話しがあった。
このような補修に想定以上の経費がかかってしまうと、そのために処遇やサービス提供にかかる経費を削らざるを得なくなり、結果として、利用者へのサービスの低下につながりかねない。
指定管理者が負担する改修等の経費の増大する可能性に対して、福祉局はどう考えているのか。
A1(福祉局障がい者施策部企画調整担当課長】
本市と指定管理者との間で締結する協定書では、基幹的な施設・機器等の改修については本市が行い、それ以外の修繕等については指定管理者が行うこととしている。
修繕費については指定管理代行料に含まれており、今回の指定期間においても、これまで同様に、利用者の安全面等を考慮し、指定管理者に過度の負担にならないよう計画的に修繕を行ってまいる。
Q2(構造躯体調査の結果について)
計画的に修繕するとは言っても、指定管理者の負担は確実に増大していくと思う。
我が党がこれまでも要望しているように、早期に建替えればそのような負担も軽減されると思われる。
先日の決算委員会において、我が党から、長居障がい者スポーツセンターの建替えについて質問させていただいた際、「11月下旬に出る予定の構造躯体調査の結果などを踏まえて整備方針を決定する」との答弁であった。
構造躯体調査の結果はどうだったのか教えていただきたい。
A2(福祉局障がい者施策部企画調整担当課長】
長居障がい者スポーツセンターの構造躯体調査については、11月下旬に結果が出たところである。
長居障がい者スポーツセンターを構成する棟ごとに、耐力度やコンクリート圧縮強度などの視点から調査した結果、多くの項目で水準に達していない部分があることが判明した。
この結果を踏まえると、本市公共施設マネジメント基本方針である築65年まで長寿命化を図るにしても、大規模な対策が必要となるのではないかと考えている。
Q3(長居障がい者スポーツセンターの整備方針について)
躯体調査の結果としては、多くの項目で水準に達していない部分があるとのこと。
また、長居障がい者スポーツセンターは老朽化が進んできていることから、ここ数年は休館を伴う大規模な改修が毎年のように続いていると聞いている。
この先20年間にわたる大規模な修繕経費と長寿命化のための大規模な対策の経費を併せて考えると、やはり、これまで我が党が主張してきたとおり建替えるしかないと思うが、福祉局としては、整備方針をどう考えているのか。
Q3(福祉局障がい者施策部企画調整担当課長】
長居障がい者スポーツセンターの整備方針を決定するにあたっては、改修し長寿命化を図るか、早期に建替えるか等、様々な整備手法について検討が必要と考えている。
本年8月に開催したあり方検討会においていただいたご意見や、先程申しました構造躯体調査の結果を踏まえて、整備手法やコスト面等、総合的に判断し、整備方針を早期に決定するよう努めていく。
(要望)
調査結果を踏まえると、やはり我が党がこれまでも主張しているとおり、長居障がい者スポーツセンターは早期に建替えるしかない。早急に建替えの方針を決定していただくよう、改めて要望しておく。
また、指定管理者制度はもはや定着した感があるが、本制度の目的である「市民サービスの向上を図る」との視点を忘れないよう重ねて確認をして質問を終わる。
12月4日
西 のりひと
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