tトランスジェンダーに関する相談について

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2020年12月21日


質問)
トランスジェンダーに関する相談についてお尋ねします。

阪大の学長がSOGIアライ宣言をして話題になりました。アルファベットでエスオージーアイと書く、SOGIとは、セクシュアルオリエンテーション、ジェンダーアイデンティティの略語で、性的指向、性自認のことです。本市は、地域包括ケアシステム・豊中モデルとして、誰もが住み続けられる豊中市を目指しています。そういう意味でも、SOGIについて、市民が理解を深める取り組みが必要だと思います。この点、本市は地域、学校等に向けた学習機会の提供や啓発、情報提供等に取り組まれていると思います。取り組みの内容をお聞かせください。

また、この問題については、相談窓口につながっても解決に至らないことが課題です。大阪府と連携して相談窓口を強化していただきたい。お考えをお聞かせください。

答弁)
市民啓発としては、とよなか男女共同参画推進センターすてっぷや人権平和センターなどでの講座やパネル展を実施し、本年11月の人権月間には、アクア文化ホールにて、当事者が語る講演会を開催したところです。
取り組みとしては、この9月議会で条例を改正し、府のパートナーシップ宣誓証明制度に対応できるよう市営住宅の入居資格要件や市職員の特別休暇対象者の拡大を図っております。
また、学校等などへの学習機会や啓発については、平成30年度から小学4年生、中学1年生を対象に、性別に関係な<自分らしさを発揮できる社会をめざすための教材「To yOU」の活用とあわせて、当事者の方を招いた授業で理解を深めるなど、取り組みを行っております。
相談窓口の府との連携については、府内市町村で構成する大阪人権行政推進協議会で議論ができればと考えております。

質問)
教育委員会に質問します。トランスジェンダーの悩みを抱えた児童生徒や保護者からは、男女記載の必要なものはなくしてほしい、男女どちらでも使えるトイレ、個室の更衣室を増やしてほしい、制服か私服どちらでも通えるようにしてほしいという相談が多いのですが、これらの相談についての対応はどのようにお考えでしょうか。お聞かせください。

答弁)
性別を記入することに抵抗がある生徒に配慮して、昨春の府立高校入学願書の性別欄が削除され、トイレについては、老朽化したものについて計画的に改修を行い、基本的に1階部分に多目的トイレを設けるなど性差に関係なく誰もが使えるよう改修を行っております。制服については、市内の中学校においては制服の指定がない中学校も有りますが、制服の指定されている中学校においてもスカート、ズボンいずれも選べる学校も増えてきており、各学校において配慮しながら個別に対応しております。

教育委員会といたしましては、今後もすべての児童生徒が安心して過ごせる学校づくりに努めてまいります。

意見要望)
トランスジェンダーに関する相談窓口は強化することを強く要望します。SDGs未来都市として、「誰一人取り残さない、誰もが住み続けられる豊中市」を目指し、SOGIへの理解を深める取り組みを積極的に進めていただきたいと要望します。


2020年12月 本会議 個人質問より

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