tいちろう通信87号

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2022年8月



 今回の参院選は国際情勢が揺れ動き、その影響が日々の国民生活にも影を落とし始めた時期と重なりました。不透明感が漂う現在の世界にあって、日本の対応力が問われる選挙でもありました。

 具体的にはコロナ禍の先行きもなかなか見通せない中、ロシアのウクライナ侵略によって国民の間に安全保障に対する関心が高まり、同時に、ロシアへの経済制裁や国際的な物流の停滞などに伴う物価高騰の影響も広がる中での選挙戦でした。

 公明党はこの難局を突破するには、自公連立政権の基盤を一層強化し、政治を安定させることが不可欠であると訴え続けてきました。

 その理由は、主要な野党が安全保障に関していまだに現実的な対応ができていないこと、また、超高齢社会の中で拡大する社会保障費の主要な財源となっている消費税の減税や廃止を明確な財源も示さずに公約としていたからです。このような野党が参院で主導権を握るようなことがあれば、国民が最も願っている「生活」と「平和」を守るための政策決定が滞ります。

 選挙戦最終盤の8日、奈良市内での街頭演説中に安倍晋三元首相が銃撃され死亡するという痛ましい事件が起こりました。心から哀悼の意を表すとともに、民主主義の根幹を支える自由な言論を封殺する暴挙であり絶対に許すわけにはまいりません。公明党は暴力に屈することなく、これからも庶民とともに大きく言論戦を展開してまいります。

 公明党にとっても今回の参院選は「大衆とともに」の立党精神から60年の節目の選挙でした。市議会公明党はこの原点を改めて深く胸に刻み、市民の不安を取り除き、河内長野市の未来に安心と希望を広げていくため、 全力を挙げていくことをお誓い申し上げます。


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