t学校給食について
2023年10月19日
<1問目>
学校給食に関連した質問をまとめて行いたいと思います。
令和4年2学期から中学校給食を全員給食としましたが、生徒、保護者、教職員等どのような意見が出ているのでしょうか?お聞かせください。
(答弁)
生徒からはおいしいという意見かおる一方、お弁当が良い、ランチボックスが冷たいから食べにくいや、味付けが好みではない、苦手なものが入っているから給食が好きではない、おいしくないとの意見もあります。
また、試食会を行い保護者に食べていただいた際には、子供から聞いている印象とは違い、おいしかった、栄養を考えていただいていて良い、との意見をいただく事が多いです。
<2問目>
中学校給食については、導入する前のアンケートから、生徒は家庭からのお弁当がいいという意見が多く、保護者は給食導入に賛成の意見が多いという事業です。導入時は、そのアンケート結果を踏まえ、家庭からのお弁当と給食を選択制にしました。そのまま選択制を続けていくと民間事業者からのデリバリー事業の持続性に不安があると私たち会派は考え、導入後のアンケートで保護者の全員給食への要望が高まった段階で、全員給食に切り替えることを支持し、結果として全員給食となった経緯があります。ただ、導入時のアンケートから考えても、全員給食にすると生徒から厳しい意見が多く出ることが予想されました。全員給食導入後、生徒からの意見をどのように改善に活かしているのでしょうか。お聞かせください。
(答弁)
同アンケートにおいて「味付けが好みではない、味付けが薄い」との回答がある事から、小学校給食の献立を中学校給食でも採用し、慣れ親しんだ味での提供も行っています。
また、ランチボックスに盛り付けていたゼリーの汁が他のおかずに付く事で、食べにくいとの声が多くあったため、個包装のゼリーでの提供に変更しました。
なお、「ご飯の提供量が多い」との意見が多い事から、学校給食栄養摂取基準における基準値の範囲内で可能な調整として、ご飯の量を11g減らし、野菜の提供量を増やす対応を行うとともに、パンを提供してほしい旨の意見もあった事から、令和5年度から月に2回、パンの提供を行っています。
<3問目>
引き続き、生徒の意見を聞きながら改善を続けていただきたい。
また、旧原田学校給食センターの跡地を活用して、中学校給食事業者を先進的手法で導入することになっています。現在は複数社で中学校給食の供給を安定させているものが1社となりますので、経営基盤のしっかりした事業者を選ぶことが大切です。また、誘致後は豊中市保健所の所管事業所となりますので、保健所と連携し衛生管理について向上させるなど、事業所誘致の機会をとらえ中学校給食の質の改善につなげるように工夫していただきたいと要望します。
次に、小学校の給食センターの個別対応食についてお尋ねします。
学校給食センターを新設したときから行っているアレルギー対応食の提供について、アレルギー対応食を学校に納品する時は、容器等を工夫し、学校現場で間違いがないように工夫しているのでしょうか。お聞かせください。
(答弁)
食物アレルギー対応食は個別の容器で提供しており、容器の蓋に、学校名・クラス・氏名をラベル記載しています。A献立、B献立があるため、入れ間違いや配送間違いが起こらないように、見える化としてラベルの色を変えております。
また、配送から配膳の過程において、給食センター職員と配送運転手、そして学校給食従事員がそれぞれ責任を持って確認しお届けしております。
<4問目>
学校給食の食物アレルギー対応については、児童生徒がアナフィラキシーショックを起こした時に、躊躇なくエピペンを処方することが重要です。教職員の研修も含め現場での備えは十分にできているのでしょうか?お聞かせください。
(答弁)
「アレルギー疾患に対する学校対応マニュアル」において、緊急性の高いアレルギー症状がみられた場合、救急要請と併せて、症状の進行を一時的に緩和するための補助治療剤であるエピペンを全ての教職員が使用するよう定めております。
学校現場ではすでにエピペン使用を想定した自主的な勉強会を実施しており、当課においてもエピペントレーナーやDVDの貸出しを行い、より実践的な内容となるよう支援を行っております。
また、年内には各学校長、園長、学校保健関係教職員を対象とし、アレルギーの基礎知識やアナフィラキシーショックに遭遇した場合の対処法などについてアレルギー専門医を講師に迎えて研修会を実施する予定です。
<5問目>
この10年間ぐらいで、本市における学校給食の食物アレルギー対策は大きく前進したと評価をしています。また、食物アレルギーのある児童生徒のかかりつけ医からの診断書も国の法改正により無償化され、当該児童の症状が学校生活管理指導表に、より正確に記入されるようになったこともよかったと思います。今後も学校給食の食物アレルギー対応はしっかりと続けていただきたいと要望します。
次に、小学校の給食費の収納については、どこまで学校給食課が行うのでしょうか。どの時点で債権管理課に業務を渡すのでしょうか。お聞かせください。
(答弁)
学校給食費の収納業務につきましては、学校給食課において口座振替の手続き、現金納付書の発送、滞納者に対する督促を行い、滞納が続く場合は、文書・電話・訪問による催告を行います。
それでも納付がない困難な案件は、債権管理課と協議し、引き継ぎを行います。
<意見要望>
給食費の収納については大変だと思いますが、ていねいに対応していただきたいと要望します。
学校給食費については無償化する話があります。私たちの会派は、義務教育における給食の無償化には賛成です。ただ、自治体により有償無償のばらつきが出ることは問題があると思います。また、市として概算で16億円弱の財源が必要ということで、財源的にも厳しい。そうした理由から、現時点では、学校給食の無償化については国が行うべき事業であるという立場です。学校給食費の無償化については、私たちの会派からも国に対して要望していきたいと思います。
学校給食に関する質問終わります。
2023年10月 文教決算員会
質疑より
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