t東淀川、大阪北視覚の各府立支援学校を視察
2023年12月26日
12月25、26日(月、火) 晴れ
いずれも大阪市東淀川区にある府立東淀川支援学校、大阪北視覚支援学校を横道淳子府議とともに視察しました。
東淀川支援学校はもとの大阪市立中島中学校を転用し、2015年4月に市立東淀川特別支援学校として開校、翌16年4月に府に移管されました。
こちらは21年3月、三宅史明(当時)、山下浩昭両府議とともにお伺いしました。各教室が一斉に水道を使用したら水が出なくなった、和式便器にカバーをつけて洋式化しただけ、といった点は改善されたとのことです。小学生向けの遊具として滑り台が増えました。これもよかったと思います。
今回目立ったのは体育館の屋上にあるプールの日よけが破れたままになっていること(写真1)や、同じ階にトイレがないこと、校舎屋上にあるかつて使われていた空調設備の機器室が相当に傷んでいる点(写真2)でした。
校舎から運動場への出口にセメントでつくったスロープも荒れていました。(写真3)
大阪北視覚支援学校のルーツは1900年、盲人実業家の五代五兵衛が開設した「私立大阪盲唖院」にさかのぼります。後に大阪市に移管されて市立盲学校となり、1963年に現在地に移転してきました。16年4月、府に移管され、現在の校名となりました。
この学校に通う生徒が実習の一環で実施している鍼灸や指圧は費用の安さから地域の人に大人気で、予約が取りづらいそうです。そのための部屋があります。(写真4)
視覚支援学校特有の施設に寄宿舎があります。通学が困難な生徒を受け入れています。男子用の浴室が非常に傷んでいる(写真5)ほか、男女とも追い炊きのできない構造のままなのは改善が必要と感じました。
図書室は点字本や大型本が数多く集められています(写真6)。普通の本の文字を拡大して読むことのできる装置もありました。
両校とも施設整備にあたっては支援学校ならではの要素もあります。丹念に現場を見て何をすべきなのか、考え行動していきます。
月別アーカイブ
月別アーカイブ+