t四條畷高校を視察
2024年5月28日
5月28日(火) 雨
会派の議員有志で府立四條畷高校(大阪府四條畷市)を視察しました。
同校の前身の旧制第9中学は1903年創立、昨年120周年を迎えた伝統校です。「質実典雅」「文武両道」をモットーとし、文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」、大阪府の「グローバルリーダーズハイスクール(GLHS)」に選ばれています。
この日は1年生の英語の授業にお邪魔しました。小中高校での一貫した英語教育のために開発した学習アプリ「BASEinOSAKA」を活用し、生徒の話す力を測定していました。小中高一貫した英語教育は私がたびたび府議会で取り上げてきたテーマです。
生徒は各人の専用パソコンとヘッドセットを使い、 画面に表示された英語の問題文や聞こえてくる音声に従い、英語で答えを吹き込んでいきます。1年のうちに同じテーマであと2回測定することで生徒の話す力がどれだけ伸びたかを調べるそうです。
授業を見た後でこの学習アプリの使い方をお聞きしました。教員は生徒が話した肉声が聞けるだけでなく、文字起こしされた内容も確認できます。AIが生徒の発音や文法などを採点しており、教員は評価をつける参考に使えます。生徒も自分の音声や文字起こし、評価を確認できます。
これまで教員は生徒を一人ずつ呼び出し、1対1で英語を話す力を測定していました。このやり方だと授業2回分を使うこともあったそうですが、BASEinOSAKAを使えば1回の授業の中で一斉に実施できます。
また、この日は端末の調子が悪い生徒がおり、自宅で受けてくるよう教員が指示していました。専用パソコンがあれば時間や場所を問わないのも利点です。
教員の働き方改革が求められている中、採点作業を大幅に減らせそうです。効果を大いに期待しています。
おまけの1枚。校舎の一画にテーブルと椅子が用意されています。クラブ活動やグループ学習で活用しているとのこと、こういう場所があるのはいいですね。
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