tマイナ保険証について

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2024年6月20日



(質問)

本年12月には現行の健康保険証を「マイナ保険証」に1本化すると聞いています。

現在、健康保険証を紐づけして使っている人のマイナンバーカードで確認できるお薬情報は、本市薬剤師会の電子お薬手帳のお薬情報とどのように違うのでしょうか。お聞かせください。

また、健康保険証と1本化された「マイナ保険証」となれば、薬剤師会の電子お薬手帳は必要性がなくなっていくということでしょうか?お考えをお聞かせください。


(答弁)

○マイナ保険証を利用すると、自身のマイナポータルや対応する電子版お薬手帳で処方・調剤された薬剤情報を確認できます。

○違いについては、電子版お薬手帳では、マイナポータルとの連携では得られない市販薬などの薬剤情報の管理のほか、服薬の記録、薬の飲み忘れを防ぐアラーム等、アプリにより機能が追加されています。

○お薬手帳がなくなるのではなく、マイナポータル、電子版、紙のお薬手帳、それぞれの機能や利便性を考慮し、利用者が選択するものと考えています。いずれにおいても、薬剤情報を健康管理に役立てたり、医療機関や薬局で 確認したりすることにより、安全で有効な治療や健康増進につながると考えています。


(質問)

今後、「マイナ保険証」で読み取った個人の診療情報を受診した医療機関で診療に活用するようになるのでしょうか。お聞かせください。

また、その情報は医療機関がつながって活用されるようになるのでしょうか。お聞かせください。

また、本市で取り組んでいる在宅医療グループ体制の整備に「マイナ保険証」を活用するようなことを考えているのでしょうか。お聞かせください。


(答弁)

○医療機関や薬局で、マイナ保険証を利用し本人が同意した場合、薬剤情報のほか、診療情報、特定健診情報を閲覧できます。医療機関は、過去の受診歴、手術清報を含む診療実績を活用することにより、診察時のコミュニケーションが円滑となり、他の医療機関で受けた検査を速やかに問合せ、重複検査の抑止等による患者の負担軽減、正確な診療情報に基づく医療が実現できると想定しています。

○在宅医療においても、令和6年度よりオンライン資格確認の運用が開始されています。本市の在宅医療体制「豊中モデル」では、在宅医療を担う診療所のグループ化、多職種協働や病診連携の強化に取り組んでおり、在宅医療を推進する上でも、マイナ保険証やICT等により診療情報を共有できることは有用と考えています。


(意見要望)

本年12月には健康保険証を廃止し「マイナ保険証」に一本化することに国は決定しているものの利用率は低迷していると聞いています。今回の質問は市民から「マイナ保険証」について、診療情報を活かす内容やお薬手帳としての活用についての質問や医療機関や薬局の窓口で「マイナ保険証」の使用を促したほうがよいという意見を受けて、市議団として国会で取り上げてもらい確認した内容がベースとなっています。本市においても国と連携しながら「マイナ保険証」の目的やメリットをもっと市民へ紹介していただきたい。また、「マイナ保険証」で読み取った情報を診療に活用する制度を整えた医療機関には報酬を加算するとも聞いているので、本市の医療機関や薬局の窓口で「マイナ保険証」の使用を促す声かけ等も本市医師会や薬剤師会にご協力を求めていただきたいと要望し、この質問終わります。


2024年6月定例会 本会議 個人質問より(議長のため石原幹事長代読)

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