t瀬野憲一守口市長へ三会派で申し入れを!

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2025年2月11日



昨年、守口市議会として瀬野憲一守口市長、須田弘樹副市長に対して、辞職勧告決議案を提出し、賛成多数で可決されました。

大阪維新の会所属の瀬野市長が同じ政党所属の政治家が会長を務める、守口市スポーツ協会に対して、議会に一切説明がなく補助金が出されたことにより、便宜を図ったんではないか、ということが問題となりました。


これにより百条委員会が開催され、その審査の中で下記の点が主に問題となりました。


①今回の補助金は過去に廃止した補助金の配り方を復活させた。

問題があった補助金の交付の仕方を今回復活させたことは、しっかりと議会に説明するべきである。


②補助する団体の財務状況を確認していなかった。

今の時代に団体の財政状況を確認しないで補助金を交付することはあり得ない。お金のある団体にどうして補助をするのか。

確認しないで交付するということは、交付する事ありきの補助金になる。

このような補助金の交付は同党の所属同士だから行ったと疑われても仕方ない。


③市長と職員が全く真逆の証言。

市長は、職員から市スポーツ協会へ補助金を出す提案があった。

職員は、市長から提案されたと真逆の証言。

市として庁内のガバナンスはどうなっているのか。

市民に信頼される役所とは言えない。

また当時の担当課長は補助金の復活について「できるものならしたくなかった」とまで証言している。


④市スポーツ協会のホームページ上の事務所が会長の府政事務所だった。

補助金を受ける団体は政治活動は禁止されているが、市スポーツ協会のホームページ上の事務所が、政務活動費で賄われている会長の府政事務所であったことを市は全く知らなかった。

また当然、政治活動をしていないかという事前の確認もされていなかった。

②と同様、補助金を交付することありきと言わざるを得ない。

(百条委員会で議論された後にホームページ上の事務所は変更)


⑤スポーツ少年団また文化協会への補助金は、市スポーツ協会に補助金を付けるために後付けされた。

本来、団体への補助金はその団体ごとに補助するか議論されるべきもの。

しかし今回、守口市スポーツ少年団、守口市文化協会への補助金は、市スポーツ協会へ補助金を付けるために後付けされた補助金だということが職員の証言から明らかになった。

また、各団体の財務状況も確認されていなかった。


⑥議会との仲介役である副市長は全くこの間、機能していなかった。

この補助金が問題視されてからの半年の間、副市長は全く機能していなかったのは市長と同じ責任である。

※詳しくは守口市議会公明党YouTubeチャンネル(下記のURL)で紹介していますので是非ご覧下さい。


https://www.youtube.com/watch?v=UGsaXlT4AiY&t=688s


これらの事から、市長と副市長に対して12月定例会において議会として辞職勧告決議案を賛成多数で可決しました。


その後の記者会見で瀬野市長は議会との信頼関係を築いていくと述べられました。

我々議会としても、瀬野市長と対立など、当然したいわけではありません。

我々の仕事は税金がどのように活用されるかチェックする機関です。


今回の補助金の交付のやり方は議会として当然に問題となる案件であったと考えています。

今後、市長が市政において一政党に偏らず、中立の立場で運営されるのであれば、我々は是々非々でありながらも当然協力も惜しまない気持ちです。

その意味で、我々三会派で、以下の申し入れを行いました。




令和7年2月4日


守口市長 瀬野憲一 様


守口市議会公明党
守口未来会議
自由民主党守口市議会議員団


申し入れ書


令和6年度12月定例会において、議会として守口市長 瀬野憲一氏、副市長 須田弘樹氏に対して辞職勧告決議案を可決した。

 瀬野憲一市長は議会終了後の記者会見で、今後も市長職を継続すること、また議会に対して信頼を回復することを述べた。
 そこで我々としても今後の市長の市政運営に対して以下の通り申し入れを行う。



1.副市長について

・須田副市長については市長との約束通り、令和7年3月末日をもって大阪府に戻すこと。
※もともと瀬野市長から、須田副市長(割愛の制度で府から市へ)については就任前から2年で大阪府に帰すということを議会に約束していた。
・令和6年度2月議会での各常任委員会には瀬野市長が出席すること。
・次期副市長については、先ず瀬野市長自らが議会と向き合い信頼回復に務めた後に考えること。


2.補助金について

・市スポーツ協会並びに他2団体についての補助金は白紙に戻し、各団体へは百条委員会の内容を伝え、誠実に経緯を説明し謝罪すること。また、スポーツ・文化を通じた市民の健康増進に関する施策について、多角的に検討すること。


3.百条委員会でも取り上げられた、会長である政治家の名前を冠した大会について調査するとのことだったが、調査結果と市としての見解を議会へ説明すること。


4.市として決定されている新設の守口市立体育館の建設について令和7年度中に計画を示すこと。


5.議会に対する信頼回復をどのように築いていくのか、具体的に議会に示すこと。


以 上


今後も瀬野市長の市政運営を見守っていきたいと考えています。

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