tアンケート「災害に強い水道」に期待
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2025年3月28日
将来世代へ引き継ぐための施設の更新などの声を受け 審議会の答申を踏まえ水道料金の見直しを慎重に検討
水道はライフライン おいしい水を安全に供給 災害に強い水道に期待
2024年12月定例会において、水道部へ一般質問「 高槻市水道事業の将来にわたる安定経営に向けて」をテーマに、水道料金の見直しについて、質問と要望を行い、物価高の状況から経過措置(激変緩和措置) を主張してまいりました。
現状と今後の課題は、水需要の減少や、施設・管路の更新需要の高まりなど、収入の減少と支出の増加が今後も続くことが見込まれ、令和12年度には収支赤字と資金不足に転じるとの見通し
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(一般質問で) 何よりも、市民の皆さまが、✓安全で安心して飲める水道水であることが大切で、✓自然災害等に備える水道管の強靭化、ピーファスなどへの適切な対応が重要。
水道料金の見直しについては、これまでの水道環境の歴史から、一般家庭の少量使用者への配慮、基本料金と少量使用者の従量料金が✓特に安い料金体系になっていること。しかし、近年、✓世帯人員の減少や単身世帯の増加など、1世帯当たりの料金収入が減少傾向にあり、✓給水に要する費用を下回る原価割れの件数が増加傾向にあることは、時代背景の変化や現況による課題と。
原価割れを改善することや、水道管の強靭化への✓資金不足が見込まれることから料金の見直しにつながっています。しかし、✓現状の物価状況を勘案すると、できる限り✓負担軽減を図れるよう、経過措置(激変緩和措置) の導入も是非とも検討をお願い致しますと質問と要望を行ってきたところです。
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水道部としても、水道事業審議会の答申を受け、アンケート調査やパンフレット等でのお知らせなどを行ってこられ、この3月定例会において条例改正の提案が可決されました。私も様々なデータより、市民目線で強く要望をしてきたところです。
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(高槻市水道部のホームページより) 令和7(2025) 年10月1日から水道料金を値上げ改定します。
ただし、物価高騰下における負担軽減策として、令和7年10月から令和10年3月までの2年半の間は、基本料金を段階的に改定する激変緩和措置*を実施します。
*激変緩和措置について
水道事業は、皆さまからいただく水道料金収入によって経営している独立採算制の公営企業ですが、今回の激変緩和措置は、市の物価高騰対策として、その費用を全額市が負担(一般会計が負担) するものです。
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水道料金はどれくらいの値上げになるの?
水道メーターの口径や使用水量により影響額は異なりますが、多くのご家庭で使われる口径13mm・20mm・25mmの場合、激変緩和措置終了後の値上げ金額は、1日あたりに換算しておおよそ10円から15円程度の値上げとなります。
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どうして水道料金の改定が必要なの?
将来発生が予想されている南海トラフ地震などの大規模災害時にも安定して水をお届けするために、古くなった水道管を地震に強い管に取り替える(=耐震化) など、老朽化した水道施設を計画的に更新・強靭化(きょうじんか) する必要があります。
また、令和6年能登半島地震では、管路等の耐震化があまり進んでいなかったため、広範囲・長期間にわたる深刻な断水被害が生じました。こうした現状からも、水道管路の強靭化を着実に進めていく必要性は高まっています。
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その他 料金改定に関するQ&A 下記のAnswer(答え) <click
Q. 今回の値上げ幅はどのように決めたの?
Q. 高槻市の水道料金は他市と比べてどのくらいなの?
Q. 水道管の耐震化や施設更新をやめれば、料金改定をしなくてもいいんじゃないの?
Q. 料金の改定を行わずに、すべて税金でまかなえばいいのでは?
Q. 料金の改定を行わずに、すべて企業債の借入れ(借金)でまかなえばいいのでは?
Q. これまでどのような経営努力をしてきたの?
Q. どのような流れで料金改定に至ったの?
Q. 今後も料金改定を行う予定があるの?
Q. 基本料金を値上げする必要はあるの?
Q. 多量使用者の料金を大きく上げることで、少量使用者の料金値上げを抑えることができるんじゃないの?
Q. 厳しい経営状況などについて市民の理解を得る取組みや、意見を聞く機会はあったの?
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水道に関する市民アンケート調査の実施
水道に関する市民アンケート調査 報告書(令和6年3月)
(→PDF)
アンケートの結果、「水道管の更新にこんなにお金がかかるんだ!」「水道事業が税金ではなく水道料金で運営しているなんて知らなかった」など驚きの声や感想をいただきました。
また、「水道部に1番期待するものは?」との問いに「災害に強い水道」「将来世代へ引き継ぐための施設の更新」と答えた方が合わせて55%と、強靭な水道施設への期待が大きいことがわかったとのことです。
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