公明党大阪府本部の2025年大阪・関西万博予算検証委員会の杉久武委員長（参院議員）は22日、大阪市此花区の人工島・夢洲を訪れ、万博のシンボルとして建設中の木造建築物「大屋根（リング）」を視察した。石川博崇参院議員、鰐淵洋子衆院議員、大阪府・市議らが同行した。

同府本部は先月27日、万博にかかる予算を検証するため委員会を設置。万博の予算が適正に計上され、市民の理解が得られる形で執行できているのかを検証する一環として、今回視察した。

一行は、日本国際博覧会協会の関係者から大屋根の説明を受けた。質疑応答で参加議員らは、海外パビリオンのタイプ変更時の費用や万博閉幕後の施設の活用法、会場内の一部トイレの整備に1カ所2億円程度かかる事情などをただした。

視察後、杉委員長は「引き続き、予算が適切に無駄なく執行されているか府民・市民の目線で厳しく見ていく」と述べた。