e公明勝利で政治を前へ
- 2013.07.05
- 政治/国会
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公明新聞：2013年7月5日（金）付
実感できる景気回復を
成長戦略で給与アップ矢倉（埼玉）候補こん身の訴え
山口(東京)佐々木(神奈川)杉(大阪)平木(比例区)候補も
参院選公示
第23回参議院議員選挙が4日公示され、21日（日）の投票をめざし、17日間の選挙戦が始まった。公明党は選挙区で埼玉・矢倉かつお、東京・山口なつお、神奈川・佐々木さやか、大阪・杉ひさたけの4候補と、比例区の各候補が各地で力強く第一声を放った。山口代表は4選挙区で完全勝利し、「比例区と合わせて改選10を上回る議席の獲得をめざす」と強調。参院選を「国会の"ねじれ"を解消できるかどうかが最大の争点だ」として、自民、公明の与党両党で過半数を獲得し、政治を前へ進めると力説した。さらに、連立政権の中で「小さな声を聴く力」などの公明党の持ち味を生かしながら、成長戦略を強力に推進していくと訴え、「実感できる景気回復をめざす。公明党にやらせていただきたい」と絶大な支援を呼び掛けた。＝山口代表の参院選第一声（要旨）
山口代表は、さいたま市のJR大宮駅西口で第一声。自公連立政権の経済再生の取り組みに関して、「大胆な金融緩和」や「機動的な財政出動」などを受け、民主党政権下より経済指標が改善していることを指摘した上で、「今、実感できないのは家庭や地域、中小企業の皆さまだ。公明党がこれからめざすのは『実感できる景気回復』だ」と力説した。
また、デフレ下の10年間で民間の平均給与が10％減少したことに触れ、「まずこれを取り戻す。そして物価上昇を上回る所得、賃金の上昇をやらせてもらいたい」と述べた。
さらに、本格的な景気回復に向け、「成長戦略」を実行する重要性を強調。参院で与党が過半数割れしているため、政権の政策実行力が十分でないことに言及し、「国会の"ねじれ"を今回の参院選で解消できるかが最大の争点だ」と訴えた。
その上で、「"ねじれ"を解消するだけでは国の政治は本当に安心できない」と述べ、連立政権の中で国民目線を貫く公明党が果たす役割の大きさを強調。公明党の持ち味として、（1）小さな声を聴く力がある（2）大衆の心が分かる（3）平和の党―の3点を挙げた。
また、東日本大震災の被災地復興へ、さらに力を入れていく考えを表明。首都直下地震や南海トラフ巨大地震で想定される甚大な被害を踏まえ、防災・減災対策は「人々の関心のある時、風化しないうちに、やらなければならない」と強調した。
一方、野党・民主党に対しては、通常国会の会期末に首相問責決議案に賛成し、同党が修正した電気事業法改正案など重要法案を廃案に追い込んだことに触れ、「民主党の国民への責任はどこにいったのか」と批判。公明党が野党時代の昨年8月、首相問責決議よりも社会保障と税の一体改革関連法の成立を優先させたことを挙げ「どちらが責任ある態度だろうか」と語った。
選挙区
埼玉選挙区（定数3）の矢倉かつお候補（新）は、（1）成長戦略で平均給与アップ（2）世界で勝てる中小企業、農業に（3）防災・減災、医師不足対策―などの課題に挑むとし、「青年代表として力いっぱい戦う」と強調した。
東京選挙区（定数5）の山口なつお候補（現）は、東京が各党有力候補がひしめく選挙区であることに触れ、「ブレないで筋を通す政策を実行する行動力はどの候補者にも負けない」と、必勝の決意を述べた。
神奈川選挙区（定数4）の佐々木さやか候補（新）は、「大胆な行動力、柔軟な発想力、未来に対する責任感は誰にも負けない」と力説。「希望にあふれた、皆さまに安心してもらえる未来を開く」と力強く主張した。
大阪選挙区（定数4）の杉ひさたけ候補（新）は国際経済の最前線を走ってきた公認会計士として「給料が上がる、実感ある景気回復をめざす」と力説。「断固"伝統の一議席"を守り抜く」と声を限りに訴えた。
比例区
若松かねしげ候補（新）は震災後、1年間で150回以上、被災地支援に通ったと強調。「復興加速、北海道、東北の元気アップへ命懸けで戦う」と力説した。
平木だいさく
候補（新）は、経営コンサルタントとして企業再生に尽力してきた経歴を紹介。「苦しんでいる人に尽くす政治を実現する」と語った。
魚住ゆういちろう候補（現）はストーカー規制法とDV防止法を成立・改正した実績を紹介し「最も苦しんでいる人を救うために全力を挙げる」と述べた。
山本かなえ候補（現）は、「ストーカー規制法とDV防止法を改正し、女性の人権を守る法整備を実現した」と強調。関西、全国完勝へ力強く決意を訴えた。
山本ひろし候補（現）は、障がい者支援や離島振興などの実績を紹介し、「困っている現場の"声なき声"に応える人間主義の政治を貫く」と強調した。
かわの義博候補（新）は、誰もが実感できる景気回復の実現をめざすと力説。「現場の声を国政に届けるため、全力で戦い抜く」と必勝への決意を訴えた。
新妻ひでき候補（新）は長年、ものづくり産業の最前線で働いてきた経験を踏まえ「現場の声をくみ取れる政治の実現へ戦い抜く」と決意を表明した。
