e低所得者対策15年度から拡充へ

  • 2013.08.08
  • 生活/生活情報
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公明新聞:2013年8月8日(木)付



「高校無償化」見直しで合意
与党ワーキングチーム



自民、公明の与党両党は7日、衆院第2議員会館で高校授業料無償化の見直しに関するワーキングチーム(WT)の会合を開き、低所得者層への支援拡充などを柱とする新制度を2015年度から実施することでおおむね合意した。公明党からは浮島智子(WT事務局長)、富田茂之の両衆院議員が出席した。

同WTでは、「高校無償化法」(10年4月施行)の付則に盛り込まれた施行3年後の見直し規定に基づき、高校教育費のさらなる負担軽減策について議論。その上で、(1)低所得者層への支援拡充(2)公私間格差の是正(3)都道府県格差の是正(4)特定扶養控除縮減に伴う影響への対応(5)在外教育施設の生徒への支援―などの施策に対し、必要な財源を措置するべきとの意見でまとまった。

新制度の実施時期については、生徒・保護者や学校現場、地方自治体に配慮し、十分な準備期間を取る必要があるとの判断から、15年度とした。財源に関しては、自民党が年収900万円を軸に所得制限を導入するよう主張し、公明党が党内に持ち帰って議論することとなった。結論が得られれば、今後、政府・与党として新制度の詳細を決めていく見通し。

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