e迅速な対応に共感の輪
- 2013.08.17
- 政治/大阪
公明新聞:2013年8月17日(土)付
党勢拡大 先駆の地域を追う
大阪府
"小さな声"聴き、課題解決 大阪市平野区
大阪市内24区で最多の人口を抱える平野区。今回の参院選比例区で、平野区での公明得票数は維新、自民を上回る2万1829票。前回選に続き「第1党」を飾った。
この要因には議員と共に奮闘を続けてきた党員の存在がある。「地域活動を通し公明ファンが今では50人に増えた」と語る党員の吉川芳子さん(81)。日本舞踊の師範として踊りを教えるボランティアを20年間続けながら、知り合った人に公明新聞を片手に党の魅力を伝えてきた。
「公明党は即座に問題を解決すると、地元で評判」と話す党副支部長の前田憲明さん(74)は知人から道路の危険箇所について相談を受け、議員と共に市に要望し1週間後に改善。党への理解を広げる契機となった。
老朽化したインフラの改修や空き屋解消など、地域の隅々で聴く"小さな声"。同区の党員は、前田さんのように議員につなぎ、課題を解決する取り組みに徹してきたのだ。
一方、毎月計160件の市民相談を受ける同区選出の大阪府・市議は、迅速、丁寧な対応で信頼を醸成。昨春から、「カトレアグループ」(稲田広子、加藤裕美両代表、女性党員37人)が月1回、区を六つに分けて始めた街頭演説も地域に定着しつつある。
「いつも真剣、熱心な公明党の姿勢に好感が持てる」(有馬伸一・株式会社有馬工業所代表取締役)と周囲の評価も。議員と党員の信頼のネットワークが党勢拡大の"エンジン"となっている。
「常在戦場」の精神で活動 門真市
大阪府の北東部に位置する門真市。今回の参院選比例区で同市における公明の得票数は1万4739票。高支持率の維新、自民を上回り「第1党」に。得票率は29.84%と、全国の一般市で公明のトップに輝いた。
その背景には、地域貢献に懸ける党員らの執念の姿がある。同市北島町。旧習が残る地域で党員の土井ちよみさん(60)は、自治会役員を務める夫と共に子供会から老人会まで地域の"よろず相談"に奔走。友情を深め、対話を重ねる中で党に対する認識が大きく変わった。土井さんは「200人の支持者づくり」に挑戦し、参院選勝利の牽引力に。
また、党員の鎌田正義さん(74)らが始めた通学路での子どもの見守り活動は自治会挙げての取り組みに発展。岡田満枝さん(71)らは大気汚染物質を吸収するヒマラヤ桜の植樹運動を展開し、共感の輪を広げた。
一方、公明議員の迅速な行動力も光る。昨年8月、2190軒が浸水した豪雨禍で公明府・市議らは直ちに現場に急行。被害が大きかった松葉町自治会の高松良文会長(73)は、「真っ先に駆け付けてくれたのが公明議員。大量のごみの処理や消毒にも動いてくれて皆、感謝している」と証言。公明議員への信頼の厚さが確かな支持に結び付いている。
こうした一つ一つの積み重ねが、どんな"風"にも揺るがない強固な支持基盤を築き上げてきた。「常在戦場の思いで戦い、圧倒的に勝利する」。"伝統精神"を語るメンバーらは党勢拡大へ意気盛んだ。
(関西支局・香川育弘記者、高田正好記者)