e「早く故郷に帰りたい」
- 2013.10.07
- 情勢/国際
公明新聞:2013年10月6日(日)付
シリア難民から事情聞く
イラクで石川氏
シリア情勢調査のため中東地域を訪問中の石川博崇・公明党青年委員長(参院議員)は4日、イラク北部のクルディスタン地域のエルビルに入った。
クルディスタン地域にはシリアから20万人以上の避難民が流入しているとされる。
石川氏はまず、日本のNGO(非政府組織)が支援活動を行っているナナカリー病院を視察し、がんを患っているシリア避難民の女性やその家族と懇談。シリア国内は医師不足や医療機材の強奪などで劣悪な医療事情にあるという話を聞いた。
さらに石川氏は、エルビル市内の路上で暮らす避難民家族から、避難した経緯や現在の生活状況、難民キャンプに入らない理由などを聞いた。
いずれの避難者からも、現時点ではシリア国内の医療事情は極めて劣悪であり、仕事もないため戻ることは困難だが、情勢が改善すれば一日も早く住み慣れた故郷に帰りたいとの切実な訴えがあった。
石川氏は、シリア情勢の早期改善のために日本としても全力を尽くしたいと応じた。