e汚染水にタンカー活用を
- 2013.10.23
- 情勢/社会
公明新聞:2013年10月23日(水)付
党合同会議で 造船企業提案
災害に強く、安全性高い
公明党の東京電力福島第1原子力発電所災害対策本部(斉藤鉄夫本部長=衆院議員)と経済産業部会(江田康幸部会長=同)などは22日、衆院第2議員会館で合同会議を開き、常石造船株式会社の小葉竹泰則常務取締役らと、汚染水対策としてのタンカー利用について意見を交わした。
席上、小葉竹氏らは「汚染水の漏えいを防ぎ、長期にわたって安全にためることができるのはタンカーによる洋上貯留だ」と指摘。船体を二重に覆うダブルハル構造のタンカーでは、現在まで原油などの流出事故が起きておらず、長期間、世界中で安全運航の豊富な実績があることを紹介した。また、1日当たり400トンとされる福島原発の汚染水流出量について、30万トンタンカー1隻で750日分ためることができるほか、台風や津波などの自然災害にも強いといった利点も強調した。
出席議員からは、タンカーによる汚染水の貯留について、前向きに検討し、後押ししていく意見が出された。