e国益優先の動機付けを
- 2013.11.01
- 情勢/社会
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公明新聞：2013年11月1日（金）付
NSC法案で参考人 各省からの情報提供で
上田氏が質問
衆院国家安全保障特別委員会は31日、日本版NSC（国家安全保障会議）創設関連法案に関する参考人質疑を行い、公明党の上田勇氏が質問に立った。
上田氏は、関係各省による国家安全保障会議への情報提供について「（適切に行われるよう）制度、運用面で義務付けをするような方向が望ましいのか」と聞いた。
細谷雄一・慶応義塾大学教授は「いかに情報を中央に集めるかは、NSCが機能するか、しないかを決定付ける非常に大きな要素だ」と強調。国家公務員に対して「省益よりも国益を優先するインセンティブ（動機付け）をいかに与えるか」と述べるとともに、中央への情報提供が各省の利益になる仕組みを作ることの必要性を訴えた。
上田氏は、新設される国家安全保障局の局長人事について「非常に重要な職責だ。どういう人物がふさわしいのか」と聞いた。
宮家邦彦・立命館大学客員教授は、外国語や見識、実務能力に優れ、首相らの信頼があり、正しい結論を導く政治的感覚などを条件に挙げ「結論からいうとスーパーマン。いなければそれに次ぐ方」と応じた。
