e日本初の"国道"敷設から1400年

  • 2013.11.12
  • 政治/大阪
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「竹内街道」の魅力を発信

 

大阪府と奈良県を結ぶ日本最古の"国道"、「竹内街道・横大路」の敷設から今月でちょうど1400年。街道周辺の自治体は多彩なイベントを開き、その魅力を発信しています!
 
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「風情のある町並みが歴史を感じさせる」。今月3日、スキーのストックに似たポールを使い歩く「ノルディック・ウオーキング」が、竹内街道の東の起点に当たる奈良県葛城市などで開催された。老若男女117人が、自然に囲まれた街道周辺を巡り、"古代のロマン"に思いをはせた。
 
大陸の文化を運ぶ
 
「日本書紀」には、613年(推古21年)11月に「難波より京(飛鳥)に至る大道を置く」とある。竹内街道と横大路はこの大道のルートと重なり、「日本最初の官道(国道)」と呼ばれる。竹内街道は大阪府堺市から東へ向かい、奈良県葛城市に至る。同市からさらに東へ延び、同県桜井市とを結ぶのが横大路だ。
 
当時、この街道を通り大陸の先進的な文化や技術が伝わった。古代の国家経営を支えた「インフラ(社会基盤)」である。今も沿道には史跡や伝統的町並みなどが点在する。
 
◆地域活性化に期待
 
敷設1400年の今年、"歴史街道"の魅力を再発掘し、各地へ発信しようという「1400年活性化」プロジェクトが実施されている。大阪、奈良の2府県と10市町村、企業などが実行委員会を立ち上げ、春から各地で多彩な催しを開いてきた。「住民が歴史に触れ、地域に誇りを持つことも狙い」と関係者は語る。
 
集大成となる最大のイベント「1400年祭」が今月17日に開かれる。難波宮跡公園(大阪市)などを会場に、各市町村自慢の地元グルメが集まる「大道うまいもん市」や、約5000台の灯りで彩る「大道燈火会」、古代演劇などが行われる。
 
公明党は各議会で、街道を活用した地域活性化策を提案してきた。大阪府太子町では、羽山茂男町議と石川博崇参院議員が連携した結果、国の交付金を活用した「まちおこし事業」が実現。住民参加型の灯路祭りなどが実施された。 

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