e中東和平の進展願う
- 2013.11.18
- 情勢/国際
公明新聞:2013年11月16日(土)付
イスラエルの新大使が表敬 関係強化へ意見交換
山口代表ら
公明党の山口那津男代表は15日、参院議員会館で、新しく駐日イスラエル大使に就任したルツ・カハノフ大使の表敬を受けて懇談した。岡本三成党国際局次長(衆院議員)が同席した。
山口代表は冒頭、「東アジアの情勢に明るい大使の就任を大変にうれしく思っている」と歓迎。昨年、同国と日本の国交樹立から60年を迎えたことに触れ、「今後もさらに両国関係を発展させていきたい」と述べた。
その上で、山口代表は、現在行われているイスラエルとパレスチナの和平交渉について「交渉の進展を願っており、日本も必要な支援を行う」と伝えた。
カハノフ大使は、「日本とは経済面だけでなく、科学技術や市民活動などの分野でも協力していきたい。議員同士の交流も活性化できれば」とあいさつ。中東和平については「イスラエル国民にとって平和はとても重要で不可欠なもの。とても難しい状況にはあるが、私たちは隣国との問題が解決することを望んでいる」と語った。
また、山口代表は、9月に訪米した際、ワシントンのホロコースト記念博物館を訪れたエピソードを紹介。「日本も原爆の被害に遭った唯一の国。両国の人道を大切にする心は、今後の世界平和を進める上で重要となる崇高な精神だ」と強調した。
カハノフ大使は「公明党は平和を重視する政党。山口代表の中国訪問など、公明党の平和を推し進める活動を大変に尊敬している」と応じた。
一方、山口代表とカハノフ大使は、両国の関係を強化するため、イスラエル沖で新たに確認された大規模ガス田の開発をめぐる経済協力や、イスラエルから日本へ留学する学生を増やすための環境整備について意見を交わした。