e女性の力 経済に生かせ
- 2013.11.21
- 情勢/経済
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公明新聞：2013年11月21日（木）付
産業競争力強化法案 成長戦略を着実に実行
参院本会議で若松氏
参院は20日の本会議で、自公政権の成長戦略「日本再興戦略」を具体化する「産業競争力強化法案」の趣旨説明と質疑を行った。公明党から若松謙維氏が質問に立ち、同法案を「いまだに確かなデフレ脱却に至っていない中、日本経済を再生する、失敗の許されない政策だ」と力説した。
若松氏は、日本経済のゆがみである「過小投資」「過剰規制」「過当競争」を是正し、成長戦略を着実に実行しようとする政府方針を評価。その上で、円高の是正に伴って輸出関連企業の収益が改善されたものの、「輸出量が伸びなければ、真の日本企業の競争力アップにはならない」と指摘する一方、円安で輸入関連企業の業績が悪化する懸念を示し、「どう乗り越えるか」と見解を求めた。
茂木敏充経済産業相は、円安の懸念材料として化石燃料などの燃料調達費の上昇を挙げ、LNG（液化天然ガス）輸入や供給源の多角化で「資源の安定的かつ低廉な調達に取り組む」と答えた。
また、若松氏は、女性の労働参加や経営参加に関して「女性の能力を引き出すことが需要創出と産業競争力の強化に寄与する」と強調し、20代後半から40代前半までの子育て世代の就業率アップと同時に、女性役員の登用などを促す政策の必要性を訴えた。
茂木経産相は、女性の活躍が「多様な製品・サービスの創出を促進し、経済活性化に資する」との考えを示し、「さまざまな施策を総合的に講じることが必要だ」と答えた。
