e賃上げで経済好循環に
- 2013.11.26
- 政治/大阪
公明新聞:2013年11月26日(火)付
赤羽副大臣との懇談で関西経済界 政府要請に理解示す
大阪市
赤羽一嘉・経済産業副大臣(公明党)は25日午前、大阪市北区で関西経済連合会(関経連)など関西経済界の首脳らと懇談会を開き、賃上げや雇用拡大などへの協力を要請した。政府の要請に対し、経済界側は理解を示した。
冒頭、赤羽副大臣は「中小企業投資促進税制」の延長・拡充や、賃上げした企業の税負担を軽くする「所得拡大促進税制」の拡充など中小企業の活性化をめざし先月、閣議決定された経済対策に言及した上で、「企業の投資拡大、収益増から賃金上昇と雇用拡大につなげ、消費を拡大するという経済の好循環を生み出したい」と述べ、経済界側に協力を要請した。
これに対し、関経連の森詳介会長は「(賃上げは)政府のメッセージとして真摯に受け止めたい」と強調。「関経連の会員企業に趣旨を説明していく」と前向きな姿勢で応じた。
懇談会を終え、赤羽副大臣は「企業は(賃上げの)意思を持っている。その意思を実現するために、関西経済を活性化しなければいけないということで、経済界側と合意できたと思う」として、「国会で審議中の産業競争力強化法案などに現場の声を反映させていきたい」と語った。