e現場、大衆の中で磨こう

  • 2013.11.26
  • 情勢/解説

公明新聞:2013年11月26日(火)付



住民から信頼寄せられる存在に


「議員力」アップ


「新たな衆望を担う!」との決意に燃え、公明党議員が一斉に走りだしている。

16日の党全国県代表協議会を受け、各都道府県本部は順次、総支部長会や議員総会などを開催。全国各地で来年の結党50周年に向けた動きが本格化している。

先の協議会で井上幹事長は50周年への取り組みの第一の柱として「議員力」アップを掲げた。具体的には(1)政策力(2)発信力(3)拡大力(4)現場力――の四つである。いずれも国民の要望や期待に応えるために、議員にとって不可欠な資質である。

地方議会では間もなく12月議会が始まる。政策力を発揮する格好の機会だ。地域から寄せられた声を、どうすれば実現できるか。徹底した調査と考え抜かれた提案に基づく質問を展開していきたい。

仮に納得できる答弁が得られなかった場合は、さらに調査を深めるとともに、他の自治体に参考例はないかなど研さんを重ね、公明党のネットワークも駆使して粘り強く取り組んでほしい。この作業の繰り返しが政策力を鍛える。

政策力とは、単に政策に詳しいだけではない。政策通と評価されることでもない。住民の要望を解決する過程の中で、既存の政策を改善したり、新しい政策を立案して、実現する力である。

先輩議員たちは、行政に届かない現場の声を議会で代弁し、すぐには理解を得られなくとも、一歩も引かず何度も質問に立ち、課題を前進させてきた。その執念を学び、実行していきたい。

街頭演説やインターネットを利用した情報発信の力も高めたい。多様な考えが広まる現代は、政治に対する有権者の意見はさまざまだ。どんな政治課題や政策論議でも、有権者が理解し納得できる説明能力を身に付けよう。

拡大力は、どれだけの人々と交流が深められるかだ。議員であれば住民をはじめ、町内会や各種団体、地元企業などに、相談や要望を抱えていないか聞くことが可能だ。どこまで相手の気持ちに寄り添い、共に動けるか。誠実な対応が鍵を握る。

公明党が他党に負けないのが現場力である。どんな時にも真っ先に現場に急行し、必要な手だてを打つ。これは、伝統だ。その上で、駆け付けた現場で最も緊急な課題は何かを見極め、解決に必要な対策を進めていく。この実行力が現場力にほかならない。

公明党の議員がいれば安心、と地域から信頼を寄せられているか。それを勝ち取るには、議員力を磨くしかない。

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