e臨時国会 法案成立率87%の高水準

  • 2013.12.10
  • 政治/国会

公明新聞:2013年12月10日(火)付



議員立法12本も 野党と修正・合意も多く



8日閉会の臨時国会では、政府が新たに提出した法案23本のうち20本が成立。継続法案も含めると31本中27本が成立し、成立率は87.1%の高水準に達した。このうち7本は野党側の意見も取り入れて修正。議員立法も12本が成立した。

「成長戦略実行国会」と位置付けられた臨時国会では、成長戦略の目玉であった「産業競争力強化法」や「国家戦略特区法」が成立。発送電分離などに向け電力システムを改革する改正電気事業法、農業の構造改革を推進する改正農業経営基盤強化促進法なども実現した。「社会保障プログラム法」も成立し、少子化対策や医療、介護などの社会保障制度改革の方向性と工程が明確になった。

日本版NSC(国家安全保障会議)法は、修正合意を経て、民主、日本維新の会、みんなの党が賛成して成立。特定秘密保護法は、衆院審議で与党両党と維新、みんなの4党が共同修正したが、国会最終盤の参院審議は、民主党が"引き延ばし戦術"を展開し、円滑な国会運営ができず、「議論を深める行動から離れてしまった」(公明党の山口那津男代表)。

議員立法では、公明党の「防災・減災ニューディール」の考えを反映した「防災・減災等に資する国土強靱化基本法」に加え、南海トラフ、首都直下の両地震対策特別措置法も成立し、国民の生命、生活、財産を守る法制が大きく前進した。「原発賠償時効延長特例法」や「がん登録推進法」なども与野党の賛成で成立した。

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