e日米関係発展へ協力

  • 2013.12.19
  • 情勢/国際
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公明新聞:2013年12月19日(木)付



山口代表、ケネディ米大使と会談
地域の安定と平和に貢献 山口代表
女性の社会進出も応援 米大使



公明党の山口那津男代表は18日、東京都新宿区の公明会館で、米国のキャロライン・ケネディ駐日大使の表敬を受け、会談した。

冒頭、山口代表は、女性として初めて駐日米国大使に就任したケネディ大使の党訪問を歓迎し、「日本が地域の安定と平和に貢献するためには、アメリカとの協力が不可欠」とあいさつ。同大使も、「日米同盟は極めて重要。駐日大使として赴任した責任は大きいと感じている」と応じた。

その上で、山口代表は、「公明党は議員3000人のネットワークで民意を吸い上げ、福祉、教育、平和などの分野で多くの実績を築いてきた。外交においても日中国交正常化で重要な役割を果たして以来、中国とは友好的な関係が続いている」と紹介。公明党議員の約3割が女性議員である点にも触れ、「女性に深く根差した政策が公明党の持ち味だ」と述べた。

また、山口代表は、公明党が自公連立政権において政策の質向上の面でも大きな役割を果たしていると強調。これに対し、ケネディ大使は公明党に期待を寄せるとともに、女性政策について「日本政府が女性の社会進出を優先課題にしていることは承知している。成果を挙げるためには、政治のリーダーシップが重要であり、その分野で着実に前進してきたアメリカとしても支援を行い、協力したい」と語った。

さらに、山口代表とケネディ大使は、環太平洋連携協定(TPP)交渉についても意見を交換。日米が連携して決着をめざすことを確認し合った。

一方、山口代表は、東日本大震災の復旧・復興に対する米国の手厚い支援にあらためて謝意を表明。2015年3月に仙台市で開催予定の「第3回国連防災世界会議」に言及し、「防災は政治における重要な課題だということを世界中に発信していきたい」と力説した。これには、大使として着任後、初めての地方公務で東北の被災地を訪れたケネディ大使も同調し、「被災地で暮らす住民の力と勇気に感銘を受けた。防災についても多くのことを学んだ」と述べた。

最後に山口代表は、オバマ米大統領へ被爆地の広島と長崎を訪問するよう伝言を託した。ケネディ大使は、今月16日に広島、長崎両市長と都内で面会した際のエピソードに触れながら、「伝言を伝えたい」と語った。

会談には、公明党の井上義久幹事長、上田勇国際委員長、古屋範子女性委員長、西田実仁参院幹事長が同席した。

これに先立ち、ケネディ大使は、国土交通省を訪れ、太田昭宏国交相(公明党)とも会談した。

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