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- 2013.12.24
- 生活/生活情報
公明新聞:2013年12月24日(火)付
東北、中部、中国、九州で学生懇談会
就活、女性の雇用などで要望
中野学生局長らが出席
【中部・愛知】23日に名古屋市内で開かれた「中部学生懇談会」には、中野局長、河野局次長のほか、党愛知県本部の田辺雄一青年局長(名古屋市議)が出席した。
席上、中部大学4年の杉野文哉さんは、就職後すぐに離職するケースがあることを挙げ「インターンシップ(就業体験)の機会を増やし、学生と企業をつなぐ制度の充実を」と要望した。
また、愛知医科大学2年の山田真美さんは「医療分野への就職をめざしているが労働時間が不規則なことが不安。職場環境を改善してほしい」と語った。
中野氏は就職支援について「インターンシップを大学の単位で認める仕組みを推進し、学生の就職活動を応援したい」と述べた。
【九州・福岡】23日に福岡市内で開かれた「九州学生懇談会」には、中野局長、河野局次長のほか、党福岡県本部の成重正丈青年局長(北九州市議)が出席。
席上、沖縄県出身で九州大学3年の新城ちさとさんは「家探しなど県外の大学に進学する際に費用がかかる。進学前に支援があれば進学しやすくなる」と要望。西南学院大学4年の小柳舞さんは「九州外での就職を希望したので負担が大きかった」と就職活動にかかる交通費への支援を求めた。
中野氏は、県外就職への対応について「無利子の奨学金制度の拡充などを考えたい」と応じた。
【東北・宮城】22日に仙台市内で開かれた懇談会には、佐々木局次長と党宮城県本部の鎌田城行青年局長、小田島久美子女性局長(ともに仙台市議)が参加し、被災地の学生の声に耳を傾けた。
石巻専修大学2年の佐藤正明さんは、現在の大学2年生から就職活動の解禁時期が3カ月繰り下がるため、「就活の時期が短くなり、就職できないまま卒業する学生が出るのでは」と不安を伝えた。
「日本は女性の社会進出が少ない」と話した東北大学2年の橋本舞さんが、結婚・出産後も働きやすい環境づくりを求めたのに対し、佐々木さんは「保育所の充実や、産休と育児休業を取りやすいようにしていく」と答えた。
一方、仙台高等専門学校2年の柴田正見さんは「学校がある名取市の沿岸部はいまだに更地の状態で、街づくりが進んでいない」と訴え、復興への取り組みに期待を込めた。
【中国・広島】22日に広島市内で開かれた「中国学生懇談会」には、中野局長、河野局次長のほか、党広島県本部の碓氷芳雄青年局長(広島市議)が出席した。
席上、広島大学1年の真田昌輝さんは「理学療法士をめざし、実習にも参加したが、重労働の上、給料が低いと聞いた。待遇の改善を進めてほしい」と要望。
また、福山大学2年の亀井栄司さんは「宅地建物取引主任者(宅建)資格を取得するのに、大学からの補助を受けても講座と受験料で約3万8000円がかかり、経済的な負担が大きい」と語った。
学生からの要望や意見に対し、中野氏は「皆さんの生の声を政策に反映できるよう、全力で取り組んでいく」と応じた。