e一般の武器輸出でない
- 2013.12.25
- 情勢/国際
公明新聞:2013年12月25日(水)付
PKOで銃弾提供 緊急の人道的な例外措置
山口代表
公明党の山口那津男代表は24日夕、党本部で、政府が国連の要請を受け、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に参加する韓国軍に陸上自衛隊の銃弾を提供したことについて、記者団に次のような見解を述べた。
一、緊急性、人道的配慮に基づく例外的措置だ。憲法やPKO法と矛盾するものではない。国連の要請を拒否して万が一の事態になれば、韓国隊員のみならず(宿営地の)避難民にも犠牲が生じかねなかったことを考えると、やむを得ない。
一、(政府の武器輸出三原則見直しの議論に影響は)ないと思うし、影響させてはならない。緊急対応による弾薬の融通であり、武器輸出一般の話ではない。これをもとに一般的な議論を行うのは時期尚早だ。
一、(提供決定のプロセスについて)首相から私に報告があったし、官房長官からも説明を受けた。大勢の人命に関わることだから、首相官邸を中心になされた判断は結果的に尊重したい。