e国立追悼施設の検討必要 山口代表
- 2014.01.06
- 情勢/社会
公明新聞:2013年12月28日(土)付
首相の靖国参拝
国際社会の理解へ努力を
公明党の山口那津男代表は27日夕、国会内で記者団に対し、安倍晋三首相の靖国神社参拝に関連して、戦没者を追悼する新たな国立施設の建設を求める意見が出ていることなどについて、次のような見解を述べた。
一、戦没者を追悼する施設は国として必要なことだと思う。一つの解決策として、わだかまりなく国民や外国人、天皇陛下も含めて追悼できる施設の在り方は積極的に模索されていい。(福田康夫氏が官房長官の時、私的諮問機関から)国立追悼施設をつくるべきという選択肢が示された。これについて、前向きに真剣に検討する必要がある。
一、(首相の靖国参拝に対して、米国やロシアなどからも懸念が示されたことについて)首相のこれまでの理念的な言動が、一つの行動に表れてきたことに対する評価と受け止めるべきだ。国際社会の理解なくして日本の安定的な針路はないので、そうした理解をいただくための最大限の努力が必要だ。首相の理念的な主張や思いだけでは、国益の最大化は困難になる場面もある。今回の国際社会の反応を受け止め、(中韓との)関係改善にあらゆる努力をする必要がある。