e日印企業の連携促進を
- 2014.01.14
- 情勢/テクノロジー
公明新聞:2014年1月11日(土)付
党訪印団、ウィプロ社(大手IT企業)を視察
山口代表 クリエンCEOと会談
公明党の山口那津男代表を団長とする党訪印団は9日午後(日本時間9日夜)、バンガロールの大手IT(情報技術)企業・ウィプロ社を訪れ、クリエンCEO(最高経営責任者)らと日印の企業連携などをめぐり意見を交わした。党訪印団の竹内譲、岡本三成両国際局次長(ともに衆院議員)が同席した。
ウィプロ社は1945年に設立され、現在はインド第2位のIT企業に成長。世界各国で事業を展開し、従業員は14万5000人に上る。
意見交換でクリエンCEOらは、今後の事業について「サイバーセキュリティーが大きな可能性のある分野だ。ここで日本企業と一緒に仕事をしていく可能性は高い」と指摘。また、日本企業には(1)製品の高い品質(2)約束を必ず守ること―などの強みがあるとして、「一緒に働いて、レベルを上げることができた。日本企業に感謝している」と強調した。
一方、日本での事業展開について「ヘルスケアで関与したい」と主張するとともに、インドで省エネルギーを促すスマートシティーの開発や再生可能エネルギーの拡大に向けた日本企業からの投資に期待を表明。日印間でフォーラムを開催し、企業間の連携を促していく必要性を訴えた。
山口代表は、インドの経済発展へ「製造業の基盤を強化し、雇用を増やして経済成長を図るという点で日本はもっと寄与できる」として、バンガロールなどの都市を軸に「産業を広げることに成果を挙げていきたい」と力説した。