e好循環実現へ成長戦略、予算の成立期す
- 2014.01.24
- 情勢/社会
公明新聞:2014年1月24日(金)付
きょう通常国会召集
山口代表
公明党の山口那津男代表は23日午前、東京都新宿区の公明会館で記者会見し、きょう召集される通常国会での取り組みについて、安倍晋三首相が「好循環実現国会」と位置付けていることを踏まえ、「これまで進めてきたアベノミクス、とりわけ成長戦略で具体的に法律をつくり、経済対策を含んだ補正予算、本予算を早期成立させ、実施に結び付けていく」と強調した。
この中で山口代表は、4月の消費税率引き上げに伴う景気の腰折れを回避するため、経済対策を盛り込んだ2013年度補正予算案や14年度予算案を早期成立させるとともに、成長戦略関連の法律や税制支援策を実現することが「(経済の)好循環を引き出す環境を整える効果につながる」との認識を表明した。
また、集団的自衛権をめぐる憲法解釈見直しの議論に関しては、首相の私的諮問機関が4月以降に提出する見通しの報告書を受け、安倍首相が与党の意見を聞きながら検討し、期限ありきで議論を進めない考えを示していることから、山口代表は「(結論は)通常国会中という時期には必ずしもこだわらないで、政府と与党での協議に委ねられるものと思う。特に与党で議論するプロセスが重要だ」と述べた。
一方、23日に告示された東京都知事選挙については、「都政の課題、都民のニーズに政策実現で応えられる候補が望まれている」と指摘。都政の課題として、(1)防災・減災対策(2)高齢化対策(3)政府と連携した東京五輪・パラリンピックの準備――などを挙げ、「そうした点を総合すると、ますぞえ要一候補の政策は公明党都本部が推薦に値すると評価したことは(党本部としても)了承したい」と述べた。