e福島第1 地下水対策を説明

  • 2014.02.04
  • 情勢/社会
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公明新聞:2014年2月4日(火)付



赤羽副大臣が全漁連会長に



赤羽一嘉経済産業副大臣(公明党)は3日、経産省で全国漁業協同組合連合会(JF全漁連)の岸宏会長と会い、東京電力福島第1原発の周辺地下水が原子炉建屋に流入して汚染される前に、井戸でくみ上げて海に流す「地下水バイパス」の計画について説明した。

同バイパスは、毎日約400トンの地下水が原子炉建屋に流入し、汚染水となっていることへの緊急対策。計画では、井戸からくみ上げた地下水は貯留タンクで保管して水質を分析し、世界保健機関(WHO)が定める「飲料水水質ガイドライン」よりも厳しい基準を下回った場合のみ海へ排水するとしている。

赤羽副大臣は「汚染水問題解決に必要な措置と思っている。(安全な運用へ)政府としてできる限りのことをする」と強調した。

終了後、岸会長は記者団に対し「地下水バイパスの必要性は認識している」とした一方で、計画の実行には関係者の理解や風評被害対策の徹底などが大前提との認識を示した。

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