e社会保障改革で成果を

  • 2014.02.04
  • 情勢/社会
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公明新聞:2014年2月4日(火)付



包括ケア、難病対策 具体策進める国会に
女性、若者の活躍 後押しも
日ロ首脳会談 平和条約締結へ前進期待
政府・与党連絡会議で山口代表



政府と自民、公明の与党両党は3日昼、首相官邸で連絡会議を開き、席上、公明党の山口那津男代表は、社会保障と税の一体改革の理念に基づいて、「社会保障制度改革を一歩一歩着実に、継続的に進めていくスタートの国会にしたい」と強調し、今国会に提出される関連法案の成立を期す考えを示した。

今国会では、昨年成立した社会保障制度改革プログラム法に沿って、地域包括ケアシステムの構築や難病対策の拡充など、社会保障制度の安定と充実に向け、具体的な施策を盛り込んだ法案が提出される予定となっている。

また、山口代表は、4月の消費税率引き上げに関して、中小企業などが引き上げ分を価格に転嫁できるようにするため、政府に対して十分な転嫁対策を要請。低所得者対策として行う簡素な給付措置についても、「手続きが(各自治体の)現場でスムーズに行われるよう、政府として配慮してもらいたい」と訴えた。

さらに、理化学研究所の小保方晴子さんが主導して画期的な万能細胞の作製に成功したことや、「ローザンヌ国際バレエコンクール」で日本人若手ダンサーが優秀な成績を収めた話題にも触れ、「大変に喜ばしい。女性や若者が希望を持って世界で活躍できる環境を政府・与党としても整えていきたい」と力説した。

一方、安倍晋三首相は「引き続き、自民、公明両党の意見をしっかりと伺い、政府・与党一体となって政策を前に進めていきたい」と強調。2013年度補正予算案、14年度予算案について「政策を前に進めていくために大変重要なものと考えており、一日も早い成立をお願いしたい」と与党側に要請した。

これに対して、山口代表は「政府・与党一丸となって、最優先課題である経済再生と復興の加速を進めていきたい。補正予算の早期成立、本予算の年度内成立をめざし、力を合わせていきたい」と応じた。

また、7日開幕のロシア・ソチ冬季五輪に関して、安倍首相は開会式に出席後、プーチン大統領と首脳会談を行う意向を表明。「大統領との個人的な信頼関係を一層深め、平和条約(締結)の前進と日ロ関係全体の発展につながるようにしたい」との考えを示した。

山口代表は、首相の開会式出席が「日ロ関係の強化とともに、20年の東京五輪に向けてプラスとなる」と指摘し、日ロ首脳会談では「経済、エネルギー、安全保障の問題など一層の関係強化を進め、平和条約の締結をめざして歩みを進めてもらいたい」と述べた。

9日投票の東京都知事選については、自民党都連、公明党都本部が推薦する、ますぞえ要一候補の勝利に向けて、自公両党で力を合わせて取り組むことを確認した。

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