e紛争国の学校 軍事利用防げ
- 2014.02.20
- 情勢/国際
公明新聞:2014年2月20日(木)付
土井国際NGO日本代表招き講演会
党青年委
公明党青年委員会(石川博崇委員長=参院議員)は19日、参院議員会館で、国際人権NGO(非政府組織)の「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」日本代表の土井香苗さんを講師に招き、講演会を開催した。
土井さんは、海外の紛争国で学校が軍事的に利用されている現状に触れ、リビアの反政府勢力が施設を訓練場として占拠している実例などを紹介。過去に24カ国の教育機関が軍事利用されたと指摘し、「アジアやアフリカなどグローバルに起きている」と強調した。
また、兵士などによる学校への攻撃が与えている影響について言及。精神面で傷ついている生徒や教師はもとより、銃撃されたり、肉体的・性的暴力にさらされる生徒が存在していることなどを訴えた。
この後、学校施設の軍事利用を防止する各国政府の取り組みなどに関して意見交換。この中で石川委員長は「子どもたちの教育環境を守ることが大事」とし、「(NGOの運動を)全面的にサポートしていきたい」と述べた。