e国連軍縮会議を日本で
- 2014.02.21
- 情勢/国際
公明新聞:2014年2月21日(金)付
被爆70年の来年 核兵器なき世界へ努力を
衆院予算委で遠山氏
衆院予算委員会は20日、外交安保などに関する集中審議を行い、公明党の遠山清彦氏が質問に立った。
遠山氏は、昨年末に策定された国家安全保障戦略に、「『核兵器のない世界』の実現に向けて引き続き積極的に取り組む」という記述が盛り込まれた点を評価。来年の被爆70年に向け、「国連軍縮会議など、国際会議を日本に誘致するよう努力すべき」と主張した。
安倍首相は、来年、国連と広島市の協力で国連軍縮会議を開催するよう検討中だと述べた上で、「国際社会の取り組みを主導する」と答えた。
さらに遠山氏は、日中関係の改善を政府に要望。同盟国の米国や、基本的価値を共有する韓国と連携し、「中国の急速な台頭という新たな東アジアの状況を平和的に管理する体制をつくるため、日本は積極的に動くべき」と強調した。
安倍首相は、「韓国と共にアジアの平和と安定に向けて協力することは重要」と述べ、日米韓の連携を密にする考えを示した。
一方で遠山氏は、他国から武力攻撃に至らない侵害を受けた際の対応に関する法的な基準について内閣法制局に確認。「国民の前で分かりやすい議論をしなければいけない」と訴えた。