e平和と協調の世界を

  • 2014.02.24
  • 情勢/国際
[画像]メインイメージ

公明新聞:2014年2月22日(土)付



パレスチナ人医師アブエライシュ氏と懇談
山口代表ら



公明党の山口那津男代表は21日、衆院第2議員会館で、医師として平和活動に取り組むイゼルディン・アブエライシュ氏(トロント大学准教授)の表敬を受け、懇談した。党国際局次長の伊佐進一衆院議員、谷合正明、石川博崇の両参院議員が同席した。

アブエライシュ氏は、パレスチナ暫定自治区のガザ出身。イスラエル軍の空爆で3人の娘を失ったが、医師としての活動を続け、紛争が続くイスラエルとパレスチナの平和的な共存を訴える。自身の著書「それでも、私は憎まない」の発刊を受け、今回、来日した。

席上、山口代表は同氏の著書について「憎しみは何も生み出さない、憎まないという意志を持って平和をつくり、対話で物事を解決していくという強い思いに深い感銘を受けた」と強調。また、日本が唯一の被爆国である一方で、他国に多大な犠牲をもたらした過去があることに言及し、「この歴史を忘れず、日本自らも、また他国と共に平和と協調をつくり出す努力をしていかなければいけない」と述べた。

アブエライシュ氏は、自身の娘の死に触れ「最も困難な出来事だったが、怒りは衝突を招くだけ。悲しみや憎しみではなくて、過去は振り返らずにいつも前を見ながら進んでいくことだ。この希望のメッセージを届けたい」と訴えた。

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ