e黙とう捧げ犠牲者追悼

  • 2014.03.12
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年3月12日(水)付



政府主催 式典に山口代表ら参列



東日本大震災から11日で3年を迎え、政府主催の追悼式が東京都千代田区の国立劇場で営まれた。天皇、皇后両陛下、安倍晋三首相ら三権の長、公明党の山口那津男代表、井上義久幹事長のほか、犠牲者の遺族代表ら約1200人が参列。大震災が起きた午後2時46分から1分間、黙とうし、犠牲者の冥福を祈った。

首相は式辞で「復興を加速し、被災者が一日も早く普通の生活に戻れるようにすることが、天国で私たちを見守っている犠牲者のみ霊に報いる途だ」と表明。天皇陛下はお言葉で「被災した人々の上には、今もさまざまな苦労があることと察しています。健康が守られ、希望を失うことなくこれからを過ごしていかれるよう、長きにわたって国民皆が心を一つにして寄り添っていくことが大切と思います」と述べられた。

この後、遺族代表で岩手県の浅沼ミキ子さん(50)、宮城県の和泉勝夫さん(69)、福島県の田中友香理さん(27)がそれぞれの思いを語った。震災直後に避難誘導していた長男を津波で亡くした浅沼さんは「亡くなった方々の無念さと、その数倍もの遺族の悲しみと悔しさを、未来へと語り伝えていかねばならない」と訴えた。

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