e地裁判決 最大限尊重せよ
- 2014.03.31
- 情勢/社会
公明新聞:2014年3月29日(土)付
袴田事件 超党派議連で大口氏ら
超党派の国会議員による「袴田巌死刑囚救援議員連盟」(塩谷立会長=自民)は28日、法務省を訪れ、1966年に静岡県で一家4人が殺害された「袴田事件」の第2次再審請求審で、静岡地裁が袴田巌さん(78)の再審開始を認める決定をしたことを踏まえ、稲田伸夫事務次官に対し、谷垣禎一法相宛ての緊急声明を申し入れた。
公明党から大口善徳議連世話人(衆院議員)が出席した。
緊急声明では、検察に対し、静岡地裁の決定を最大限尊重することを要請。また、地裁が「捜査機関が証拠を捏造した疑いがある」「これ以上身柄拘束を続けることは、耐え難いほど正義に反する」と指摘したことを重く受け止め、最大限に配慮し、即時抗告を断念するよう求めている。
席上、大口氏は「即時抗告はあってはいけない。とにかく早く再審を審議してもらい、無罪判決を要求していく」と強調した。