e農地集約の状況ただす
- 2014.05.30
- 情勢/社会
公明新聞:2014年5月30日(金)付
平木氏 総合的な中山間地振興も
29日の参院農林水産委員会で公明党の平木大作氏は、農業の生産性を向上させるために全国で進められている農地集約に関して質問。北海道で約9割の農地が集約できているのに対し、関東や近畿などでは2割程度にとどまっている状況に触れ、差が生まれている原因をただした。
林芳正農水相は、農地の売り手・買い手双方の不足や、中山間地域が多いために大規模な集約ができないことを主因として挙げた。
また、平木氏は、過疎化などで営農の継続が難しくなっている中山間地域の振興策を省庁横断的に取り組むよう提案。農業だけでなく、交通や生活支援にも力を入れるべきとした。
林農水相は「現場目線で総合的に施策を推進していく」と応じた。